政策決定・行政統制論
Theory of Policymaking and Control of Administrative Agencies

担当教員 / Instructors

交告 尚史

配当学期 / 使用言語 / 単位数 / Term / Language / Credits

S1S2 / 日本語 / 2

授業の目標・概要 / Objectives

まず社会に発生している具体的な問題をよく観察し、その上でその問題に関わる法の仕組みを多角的に検討する。たとえば、昨今シェアハウスと呼ばれる建物利用の形態が見られるようになっている。そういう形態が登場する背景には如何なる社会事情があるのか、シェアハウスをするとどういうメリットがあるのか、逆にどういう不都合があるのか、そこに如何なる法制度が絡んでくるのか、昔からの仕組みがそのまま使われているのか、それとも新しい仕組みが創られたのか、その仕組みは具体的にどのように運用されているのかというように、深く突き詰めて行く。

授業のキーワード / Keywords

行政法,政策形成,法政策学,仕組みの運用,知の結合

授業計画 / Schedule

最初の数回は、私がかつて作成した演習問題(法学教室283号~306号)からいくつかを選んで、これを法制度の運用という視点から読む。実際私は問題作成に当たっていろいろ現場を調査したが、それからかなり時間が経過した。現在どういう状況になっているか参加者諸君に調査してもらいたい。この数回の講義のうちに、各自好きなテーマを見つけ、それについて「授業の目標・概要」で示したような取り組みを始めてほしい。そして、残りの講義でその成果を報告してもらう。参加者が多ければグループを作ることも検討する。

授業の方法 / Teaching Methods

最初の数回の講義では、私が問題を作成したときの発想の原点を語ったりするが、基本的には、参加者の予習と独自調査を前提にした討論が中心になる。残りの講義では、各自が自分の好みのテーマについて調査した成果を報告し、それについて全員で討議する。

成績評価方法 / Grading

平常点とレポートによる。レポートは、原則として、自分の選択したテーマについて調査した成果をまとめたものだと考えてほしい。

教科書 / Required Textbook

教科書は指定しない。

参考書 / Reference Books

各自のテーマに応じて、適切な参考書を選択してほしい。もちろん、その手助けはする。

関連項目 / Related Resources