コーポレイトファイナンスと公共政策
Corporate Finance and Public Policy

担当教員 / Instructors

新井　富雄

配当学期 / 使用言語 / 単位数 / Term / Language / Credits

A1A2 / 日本語 / 2

授業の目標・概要 / Objectives

Corporate Financeの基本的事項について理解し、将来、事業会社の財務部門、投資銀行、財務コンサルティングなどの仕事に従事することを希望する人、また、官庁や中央銀行などでこうした企業金融関連活動の規制監督業務に従事することを希望する人のために基本的知識を身につけるとともにケース討論等を通じて学習した知識を応用する能力を付けること。

授業のキーワード / Keywords

財務諸表,投資決定,資本コスト,CAPM,フリーキャッシュフロー,EVA,資本構成,MM理論,市場の不完全性,トレードオフ理論,エージェンシー問題,情報の非対称性,シグナリング,逆選択,モラルハザード,M&A,敵対的企業買収,買収防衛策,株主アクティビズム,コーポレート・ガバナンス

授業計画 / Schedule

以下のような予定で授業を行う。
1.　財務分析、資産価格評価の基礎
2.　投資意思決定　
3.　投資プロジェクトの評価と選択
4.　投資家の行動とCAPM　
5.　資本コストの推定
6.　企業価値の評価
7.　EVAとMVA
8.　資本構成
9.　エージェンシー問題と資金調達
10. 分配政策
11. 買収合併
12. コーポレート・リストラクチャリングと公共政策
13. ゲスト講師講演
14. 講義のまとめ

授業の方法 / Teaching Methods

基礎的概念については講義。理解を深め応用力を付けるためいくつかのトピックスに関してはハーバード・ビジネススクール等のケースを使ってクラス討論する。また、実務家のゲスト講師を招いて講演をしてもらう。

成績評価方法 / Grading

定期試験、レポート

教科書 / Required Textbook

Berk/DeMarzo, “Corporate Finance” (3rd ed.), Pearson, 2014.

参考書 / Reference Books

Benninga, S., “Financial Modeling”, (3rd ed.), MIT Press, 2008.
McKinsey & Company Inc. /T. Koller/M. Goedhart/D. Wessels, “Valuation: Measuring and Managing the Value of Companies” (5th ed.), Wiley Finance, 2010.

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