事例研究(資本市場と公共政策)
Case Study (Capital Markets and Public Policy)

担当教員 / Instructors

小野 傑 / 今泉 宣親

配当学期 / 使用言語 / 単位数 / Term / Language / Credits

A1A2 / 日本語 / 2

授業の目標・概要 / Objectives

「資産運用の高度化に向けた展望と課題」をテーマとする。

人口減少・少子高齢化が進む中でも経済が将来にわたり持続可能なものとするには、これまで築かれてきた家計をはじめとする金融資産を有効活用し、世界経済の成長の果実を取り込むとともに、国内での成長マネー供給に繋げていくことがこれまで以上に重要となっている。
そして、金融資産を有効活用していくための金融セクターの資産運用の機能については、運用方法の見直しのあり方、資産を託す側への制度による働きかけ、託される側に求められる法的要請など複数の議論が存在している。

この授業では、これらの議論や各運用主体を巡る状況についての実務家による講演及び学生とのディスカッションを通じて、履修生が、資産運用に関わる諸業務について、社会における意義への理解を深めるとともに、課題に対して本質を見据えた解決策を考える力を養うことを目指す。

授業のキーワード / Keywords

金融,金融制度,金融システム,資本市場,金融市場,資産運用,機関投資家,長期投資,フィデューシャリーデューティ

授業計画 / Schedule

第1回 オリエンテーション&イントロダクション

第2回以降各回、資産運用を巡る最近の様々なトピックスをとりあげ、外部から招聘する実務家による講演と学生とのディスカッションを行う。

詳細については、第1回授業において説明する。

テーマとして、年金基金や投資信託等の機関投資家の状況、日本版スチュワードシップコードの策定、法概念としてのフィデューシャリーデューティ、運用業を取り巻く法規制、長期投資に関する国際的な議論などを予定している。

授業の方法 / Teaching Methods

講義及び質疑応答を中心とする。

成績評価方法 / Grading

筆記試験を行わない
平常点を考慮する
レポートを課す
成績をA+・A・B・C・Fで評価する

教科書 / Required Textbook

教科書の指定は行わない。
各回で使用する資料はITC-LMSにより配付し、各学生がダウンロードする。

関連項目 / Related Resources