平成25年度 第1回 宇宙政策とガバナンス ワークショップ
「日米宇宙協力の深化:外交・安全保障と宇宙」

日本の宇宙政策は大きな転換期を迎えています。2008年に制定された宇宙基本法は、日本の宇宙活動の新たな目的として、安全保障を含む国民生活の向上や国際協力および外交面への貢献を明確化しました。また、2012年には、外務省総合外交政策局に宇宙室が新設されました。近年では、日本にとって最も重要な二国間関係である日米関係においても、宇宙探査に代表される民生面での宇宙協力に限らず、両国の安全保障協力における宇宙利用の拡大が模索されております。日本の宇宙政策において、外交や安全保障と宇宙活動との関わりについて考えることがますます重要となってきているのです。

今回のワークショップでは、日米宇宙協力の現状や今後への課題などに焦点を当て、宇宙活動と外交・安全保障との関わりについて討論を行います。米国国務省からDavid A. Turner氏、外務省から西永知史宇宙室長をお招きし、日米宇宙協力の最新動向や今後への期待についてご紹介いただくとともに、日米間の安全保障協力における宇宙利用の可能性や宇宙探査協力が日米関係にもたらす外交的意義について有識者によるご報告をいただきます。またそれらを踏まえ、日米宇宙協力の外交・安全保障上の価値について公開討論を行います。

【日時】
-
【場所】
東京大学本郷キャンパス 経済学研究科学術交流棟・小島ホール 2階コンファレンスルーム(地図
【主催】
東京大学公共政策大学院 科学技術と公共政策研究ユニット(SciTePP)
「宇宙開発と公共政策」研究プロジェクト(UT/SPI)
【協力】
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
【言語】
英語(通訳なし)

参加お申し込み方法

事前登録が必要です。受付は締切りました。

※参加無料

【プログラム】

09:30
開会の挨拶・UT/SPIの活動状況
東京大学公共政策大学院教授 城山英明

基調講演

09:50
「日米宇宙協力の現状と今後―日米対話の結果を受けて(仮)」
外務省総合外交政策局宇宙室長 西永知史
10:10
「米国の国際戦略における日米宇宙協力の意義と今後の期待(仮)」
米国国務省 David A. Turner

日米宇宙協力と外交・安全保障

10:30
「日米安全保障における宇宙開発利用の展望と課題(仮)」
慶應大学総合政策学部教授 青木節子
11:00
「探査有人分野での宇宙協力と外交的含意(仮)」
大阪大学大学院法学研究科特任講師 渡邉浩崇

パネル・ディスカッション

11:30
テーマ:「日米の外交・安全保障政策における宇宙開発利用の意義」
モデレーター 城山英明
パネリスト 上記講演者 他
12:30
閉会