第2回ITPUセミナーが開催されました

ギャラクシーホールにて(3/2)

第2回ITPUセミナーが東京国際空港(羽田)ギャラクシーホールにおいて、公共政策大学院国際交通政策研究ユニット(ITPU)主催により2007年3月1日から3日にかけて開催されました。

北東アジアにおける航空市場は近年最も成長の著しい市場であり、今後も大幅な伸びが見込まれています。これまで同地域の航空当局はこのような航空市場の発達をささえるためにリーダーシップをとってきました。しかしながら、今後、この地域の社会経済関係の緊密化が更に進むにつれ、地域統合を支えるしっかりとした航空産業の育成にも取り組んでいく必要があります。そのためには、自由化を通じて航空企業の成長を促すとともに、より一層の地域協力を推進することが求められています。

本セミナーは、昨年6月に韓国仁川(インチョン)で開催された日中韓3か国の関係者によるシンポジウムの精神を引き継ぎ、上記の課題について継続的な意見交換を行うために開催されました。

セミナーでは、『北東アジアにおける航空市場の自由化と地域協力』というテーマで各研究者の発表が行われるとともに、日中韓の行政当局者を含む関係者のコメント、ディスカッションが行われました。北米や欧州のような巨大市場に対抗できる航空市場育成のため、日中韓の3か国が自由化と地域協力にどのようなバランスで取り組むべきか、などについて活発な議論がおこなわれました。次回会合は、来年、中国民用航空総局(CAAC)が主催することになりました。

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