東京大学公共政策大学院がシンガポール国立大学リー・クァンユー公共政策大学院とのダブル・ディグリー制をスタートします

東京大学公共政策大学院は、11月11日にシンガポール国立大学リー・クァンユー公共政策大学院との間で、ダブル・ディグリー制の導入に関する覚書を締結しました。東京大学がダブル・ディグリー制を導入するのはこれが初めてになります。

ダブル・ディグリー制は、交換留学より一歩進んだ国際交流の仕組みです。もともと所属する大学に在籍しながら、留学先の大学に正規学生として入学し、協定に基づいて相互に単位の振替えを行って、2つの学位を取得することを可能にするものです。正規学生として留学することによって、本格的な国際性を身につけるとともに、将来、留学先の国・地域での活躍の可能性を広げると期待されます。

世界のトップ・レベルの公共政策系大学院の間では、近年、ダブル・ディグリー制を前提としたネットワークが形成されつつあります。東京大学公共政策大学院は、コロンビア大学国際・公共政策大学院(SIPA)、パリ政治学院(Sciences Po Paris)、ヘルティ・スクール・オブ・ガバナンス(ドイツ・ベルリン)等と交換留学協定を結んでおりますが、これらの大学院ともダブル・ディグリー制を導入し、世界的なダブル・ディグリー・ネットワークに参画すべく、交渉を進めております。

Kishore MAHBUBANI院長と中林伸一教授

LKY SchoolのKishore MAHBUBANI院長と代理で出席した公共政策大学院中林伸一教授

左から、Michele Von RAUTENKRANZ国際部副部長、中林伸一教授、Kishore MAHBUBANI院長、Scott FRITZEN副院長、Ruth CHOEプログラム・シニアマネージャー

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