国際石油開発帝石株式会社の寄附講座
「エネルギーセキュリティーと環境」の開設について

東京大学公共政策大学院と国際石油開発帝石株式会社は、今後ますます重要となってくるエネルギーセキュリティーと、地球規模での取り組みが進められている環境問題について研究をすすめ、それに関する深い知識を持った人材を育成することを目的として、2010年4月から3年間にわたる寄附講座「エネルギーセキュリティーと環境」を開設することとなりましたのでお知らせいたします。

本講座は、石油市場、石油政策、環境政策に見識のある実務家教員および研究者が運営し、エネルギー政策ならびに環境政策をテーマとした講義を行うとともに、世界のエネルギー市場の分析とエネルギーセキュリティー政策やエネルギー問題と密接な関係を有する排出権取引などの環境政策等われわれを取り巻く重要な問題について研究を進め、毎年一回、国際シンポジウム等を開催して成果を公表していく予定です。

なお、2010年の授業は、夏学期月4限「エネルギー政策」、火3限「京都議定書を読む」、冬学期火4限「環境政策」となります。

国際石油開発帝石株式会社

石油・天然ガス開発事業を国内および海外で展開する日本で最大の石油天然ガス開発企業。本講座における教育研究活動を通じて、長期的な日本のエネルギー安定供給確保に貢献する人材の育成を支援。なお、同社は類似の取り組みとして、2008年6月から3年間にわたる東京大学大学院工学系研究科エネルギー・資源フロンティアセンター社会連携講座「持続型炭素循環システム工学」を開設している。