宇宙ガバナンス公開ワークショップ

現在、日本の宇宙活動のガバナンスは転換期を迎えています。2008年に宇宙基本法が制定され、宇宙開発の目的として、従来の科学技術振興に加えて、安全保障保障面を含む安全安心な国民生活の向上への貢献、産業振興・国際競争力への貢献、国際協力・外交への貢献等、宇宙開発の新たな目的が明確化されました。また、近年の宇宙活動には多様なステークホルダーが存在し、国の政策決定にも新たなガバナンスが求められています。

一方、世界に目を向けると、米国においては30年に渡り運用されてきたスペースシャトルが退役するなど、世界の宇宙開発も転換期を迎えています。本ワークショップでは、宇宙ガバナンスの視点から有人宇宙活動の政策的位置づけに焦点を当て、ジョージワシントン大学宇宙政策研究所で長く所長を務めたJohn Logsdon名誉教授から、米国における有人宇宙プログラムの歴史的意義と展望についてご講演頂きます。また、国内の学識有識者・シンクタンク関係者・行政・宇宙開発関係者とともに、日本が目指すべき方向性について公開討論を行います。

日時11月8日(火) 13:30-16:00
会場東京大学 小島ホール2階コンファレンスルーム(地図
(薬学部講堂から)変更になりました
主催東京大学公共政策大学院 科学技術と公共政策ユニット「宇宙開発と公共政策」研究プロジェクト
協力(独)宇宙航空研究開発機構

プログラム

13:30開会
13:35講演 John Logsdon名誉教授(ジョージワシントン大学 宇宙政策研究所前所長)
「有人宇宙活動の国家利益、政策的意義の変遷と今後の展望」
14:15講演 佐藤直樹氏(JAXA有人宇宙環境利用ミッション本部)
「日本における有人宇宙活動へのこれまでの取り組みと議論」
14:45休憩
15:00ディスカッション
16:00閉会