宇宙政策とガバナンス ワークショップ
アジア太平洋宇宙外交の可能性

現在、日本の宇宙活動のガバナンスは転換期を迎えています。2008年に宇宙基本法が制定され、宇宙開発の目的として、従来の科学技術振興に加えて、安全保障面を含む安全安心な国民生活の向上への貢献、産業振興・国際競争力への貢献、国際協力・外交への貢献等、宇宙開発の新たな目的が明確化されました。また、本年6月には内閣府設置法等の一部を改正する法律が国会で可決され、新たに複数の省庁が宇宙開発利用に関与することになりました。

一方、世界に目を向けると、米国のスペースシャトルが退役する一方で、中国が独自に有人宇宙基地建設を進めるなど、世界の宇宙開発の勢力図にも変化が見られます。今回のワークショップでは「宇宙外交」に焦点を当て、アジア・太平洋地域での我が国の宇宙協力の現状を整理するとともに、同地域における我が国の外交と宇宙開発利用活動の連携可能性について、国内の学識有識者・行政・宇宙開発関係者とともに、討論を行います。

日時2012年7月25日(水)13:30-16:30
会場東京大学 本郷キャンパス 山上会館 2階・大会議室(地図
主催東京大学公共政策大学院 科学技術と公共政策研究ユニット(SciTePP)
「宇宙開発と公共政策」研究プロジェクト
共催東京大学政策ビジョン研究センター
協力(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)

プログラム

13:30開会
13:35「アジア太平洋宇宙外交の現状と課題(中間報告)」
宇宙ガバナンス研究会(城山英明(主査)、永井雄一郎)
14:00「外交からの期待」(仮題)
外務省 アジア太平洋局地域政策課 首席事務官 渡邊滋 (予定)
14:20「宇宙技術の漁業分野への応用」(仮題)
社団法人漁業情報サービスセンター 斎藤克弥
14:50「宇宙技術の農業分野への応用」(仮題)
東京工業大学 イノベーション研究推進体付加価値リモートセンシング 特任教授 齋藤元也
15:20休憩
15:30パネルディスカッション「アジア太平洋宇宙外交の効果的な推進に向けて」
城山英明(司会)、渡邊滋、斎藤克弥、齋藤元也、角南篤、橋本靖明、押村康一
16:30閉会

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