2012年度東京大学公共政策大学院リスクマネジメント寄付講座シンポジウム
医療を可視化する~医療にまつわるリスクのマネジメント

日本はこれまで「より新しい技術」を取り入れ、世界一の長寿国であり続けてきました。

高齢化の進展に加え、震災からの復興という課題を抱えつつ、社会保障制度全般についての制度設計を進めていくべき今日の日本は、医療のイノベーションをどのように組み入れていくかについても、改めて考えていくことが求められています。

本シンポジウムでは、医療を可視化することを通じた医療システムの再構築をテーマとしてフランスや我が国の最先端の研究者や各界の識者の方々に以下のような様々な切り口から議論していただくことと致しました。

医療界に限らず、幅広い分野の方々のご参加をお待ちしております。

以下のような事項を「医療の可視化」という切り口で議論を行います。

  • 医療に関するリスクと質のマネジメントへの取り組み
  • 医療制度、医療保険における医療の技術評価と比較効果研究のありかた
  • 医療関連情報の運用
  • 医療事故調査、ADRのありかたなど
  • 医療サービスの最適配置、地域医療計画のありかた
日時:2012年9月7日(金)13:00-17:30(開場 12:30)
会場:東京大学伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール(地図
主催:東京大学公共政策大学院

同時通訳(日本語/英語)あり

プログラム

13:00-13:05開会の挨拶
伊藤隆敏 東京大学公共政策大学院院長
13:05-14:05基調講演『フランスにおけるHTAと医療情報の推進』
Dr. François Meyer フランスHAS Director
14:05-14:45発表1『医療情報の利活用と課題』
樋口範雄 東京大学法学部教授
14:45-15:15ディスカッション1
※ディスカッション参加者 講演者に加えて
松本洋一郎 東京大学理事・副学長、内閣官房医療イノベーション推進室長、 東京大学大学院工学系研究科教授
モデレータ:大西昭郎 東京大学特任教授
15:15-15:30休憩
15:30-16:10発表2『患者状態適応型医療の構造的可視化・標準化と医療サービスの設計・生産技術開発』
水流聡子 東京大学工学部教授
16:10-16:50発表3『DPCとNDBを用いた医療計画策定』
松田晋哉 産業医科大学教授
16:50-17:20ディスカッション2
17:20-17:30閉会の挨拶
林良造 東京大学公共政策大学院特任教授

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