シンポジウム
国際ガバナンスにおける科学の役割

~The Place of Science in International Governance~

日時:2013年3月5日(火)13:00-15:30
場所:東京大学本郷キャンパス 法学政治学系総合教育棟 101教室
言語:日本語・英語(同時通訳つき)
主催:「海洋科学との接続性を考慮した海洋ガバナンスの構築」研究グループ(科研費・新学術領域研究:代表者 公共政策大学院 松浦正浩特任准教授)、公共政策大学院 科学技術イノベーション政策の科学 教育・研究ユニット

シンポジウムの趣旨

海洋に関するガバナンスにおいて科学が果たす役割は大きい。ガバナンスを構築・維持する根拠として、科学的情報がさまざまな形で利用される。だからこそ、海洋ガバナンスにおける科学の役割について、その予期せぬ副作用までも含めて、検討が必要とされている。

「科学的根拠」に基づく意思決定を主張する意見もある。しかし、昨今の研究等により、科学的情報のフレーミング、正当な科学的情報を定義する規範的判断が、公共政策や国際ガバナンスに、より複雑な影響を与えていることが明らかにされている。このシンポジウムでは、科学と国際ガバナンスの接続の実態とあり方について、海洋や気候変動などの事例をもとに議論を深める。

プログラム

1.開会ご挨拶 (13:00-13:05)

松浦 正浩東京大学公共政策大学院 特任准教授

2.新海洋像研究領域について (13:05-13:15)

古谷 研東京大学農学生命学研究科 教授

3.基調講演

3-1.科学と国際リスクガバナンス (13:15-14:00)

ジャクリーヌ・ピールメルボルン大学法学部

3-2.国際海事機関(IMO)の規制制定過程における科学の役割(特に気候変動に関連して) (14:15-15:00)

エドワード・クレバラーン国際海事機関ロンドン条約事務局代表

4.講演に対するコメント・質疑 (15:30-16:00)

申込要領等

申込方法:申し込みサイト
参加費:無料

このシンポジウムは、科研費(新学術領域研究・計画研究)助成「海洋科学との接続性を考慮した海洋ガバナンスの構築」(24121011)の一環として開催します。

上記の科研費研究は「新海洋像:その機能と持続的利用」の一部として行われています。