第68回公共政策セミナー

『TPPと日本』シンポジウム

日 時 :2012年3月29日(木) 13:30-18:05
会 場 :東京大学本郷キャンパス 伊藤謝恩ホール(伊藤国際学術研究センター内)

開催趣旨

TPP(環太平洋パートナーシップ協定)への参加問題について、野田総理大臣は、昨年11月「TPP交渉参加に向け、関係国と協議に入る」という曖昧さを残した表明を行っているが、今後、いずれかの段階で、交渉に参加するかしないかをはっきりと決定する必要がある。また、交渉に参加することを決定した後においても、農業分野において例外品目を主張していくのか、日本国がアメリカ企業から訴えられるという懸念が表明される一方で日本企業の投資保護の必要性が主張されるISDS条項について、日本はどのような交渉方針で臨むのかなど、重要なテーマについて交渉の対処方針を決定する必要がある。本シンポジウムでは、TPPを巡る諸問題について、TPPに賛成あるいは反対の観点から意見等を発表している専門家の議論を通して、経済全般に及ぼす影響、投資、医療などの個別論点、農業に及ぼす影響等について、幅広く論点とその基礎となる情報を整理することとしたい。

プログラム

13:30-13:40

開会の辞

田辺国昭 東京大学公共政策大学院院長
13:40-14:40

第1セッション

鈴木宣弘 東京大学大学院農学生命科学研究科教授 配布資料(PDF, 374KB)
山下一仁 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹 配布資料(PDF, 5.48MB)
14:40-15:40

第2セッション

東谷暁 ジャーナリスト
小寺彰 東京大学大学院総合文化研究科教授 配布資料(PDF, 374KB)
15:50-17:00

第3セッション

藤井聡 京都大学大学院工学研究科教授 配布資料(PDF, 1.29MB)
深川由紀子 早稲田大学政治経済学術院教授 配布資料(PDF, 2.67MB)
17:15-18:00

第4セッション

質疑応答
18:00-18:05

閉会の辞

城山英明 東京大学政策ビジョン研究センター長

コーディネーター

原真人朝日新聞編集委員

動画配信

関連項目

公共政策セミナー