在学生用掲示板

2011-04-07

【授業】月曜3限「行政法の現代的諸問題」の履修希望者へ

宇賀克也先生からの連絡事項です。

 4月11日(月)は、国立公文書館理事の山崎日出男氏をゲストスピーカーとしてお招きして、 この4月1日に全面施行されたばかりの公文書管理法の法案策定プロセスを念頭に置き、 政治と官僚の役割分担、内閣法制局と公文書管理担当相とのやりとり、 与野党協議の舞台裏など法律の条文の裏にある事項を含めてお話しいただくと同時に、 独立行政法人国立公文書館の公文書管理法に対応した取組についてお話しいただきます。 山崎日出男氏は、国立公文書館理事になられる前、内閣官房内閣審議官および公文書管理検討室長として、 公文書管理法制定の事務方の陣頭指揮をとられた方です。内閣官房がどのようなものかについては、 行政法概説Ⅲ(第2版)(有斐閣、2009年)の116~119頁を、内閣法制局がどのようなものかについては同書119~121頁を、 公文書管理担当相のような担当大臣については同書142~143頁を、独立行政法人がどのようなものかについては 同書239~248頁(とりわけ247~248頁)を予習しておいてください。 山崎理事のお話がわかりやすくなると思います。また、時間の余裕があれば、行政法概説Ⅰ(第4版)(有斐閣、2011年)207~210頁、 ジュリスト1419号の特集(「動き始めた公文書管理法制」)を読んでおくとなお理解しやすくなると思います。

宇賀克也

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