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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

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アメリカ・サンディエゴでの学び

早瀬翔 (from Japan)

サンディエゴは、ヤシの木が街のあちこちに生えている温暖な街で、また、人種構成も黒人よりもアジア系やヒスパニック系が多いという国境沿いの西海岸ならではの地域的特性を感じさせる街でした。

住んでいた家の前の通り

UCSDへの交換留学に際しては、アメリカの教授や学生は国際的な問題に対してどのような考えを持っているのかを知りたいという漠然とした目標を持っていただけでしたが、この交換留学を通して多くのことを学ぶことができたと思います。

それらは、アメリカの多様さと複雑さ、他国の人の考え方、そして他国からの視点です。

今回の留学全体を通して学んだのは、まず始めにアメリカの多様さでありその複雑さです。外から見たり考えたりするだけでは、アメリカとして一つに考えてしまいがちですが、例えば大西洋側と太平洋側とが大きく違う場所であるなど国内の多様さを知ることができました。2012年は大統領選挙の年でもあり、各州やさらには州内部のこれまでの傾向や今の状況など話題に上ることも多く、国内の多様性が政治や政策決定に対しても大きな影響を与えており、その複雑さを生み出している要因であると実感することができました。

また、大学にもサンディエゴという街にも様々な国から学生や人々が来ており、それぞれの国にどんな人々がいてどのように考えているのかを互いに知ることができたのは有意義な経験でした。例えば、私のスペイン人のルームメイトとは、生活や考え方にについて共通点も多くありながらも違う点もあることを知れたのは興味深いものでした。

大学の授業や議論のなかで得た一番大きな学びは、自分の中に他国からの視点を持てたことだと思います。授業での議論においても、アメリカの教授や学生の視点はやはりアメリカからの視点である傾向が強く、特に、様々な国際問題を扱う際の議論では、アメリカがそれらの問題に対して何ができるのかという、良くも悪くもアメリカの主体性が強い議論となることが多くありました。同じ問題に対しても、どの国から見るかによって見方も異なり、またその捉え方も異なるのだということを学ぶことができました。また、日本について取り上げて論じられる際には、日本人が日本を見るのとは違う見方で論じられ、自分のこれまでの認識を新たにさせられることも数多くありました。

ランチや夕飯などでお世話になっていたPrice Center。
食堂のようなもの、といってもファーストフード店ばかりだけど。

このような各国からの視点の違いというのは、今後国際的な問題を考えていく上で非常に重要な要素ではないかと考えさせられました。今回の留学でその視点の違いの重要性を認識でき、さらに今後ある問題について各国の人々がどのように考えているかを想起する際に実際に様々な国の人々と触れ合えたことで、よりリアルに考えることができるのではないかと感じています。

以上のように、この留学を通じて、サンディエゴでの生活や、様々な国からきた学生との議論、アメリカの教授とのやり取りの中で学べたものは想像以上に大きなものであり、今後の自分の糧となっていくだろうと感じています。

最後に、自分にとって慣れない海外留学を行いこのような貴重な経験が出来たのは、東大の事務の方々のサポートのおかげです。お手数を掛けてしまったこともあるかと思いますが、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。