download graspp user website pdf tell external home arrow_down arrow_left arrow_right arrow_up language mail map search tag train

東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

GraSPPers Voice GraSPPers Voice

第18回学生インタビュー(ニュースレター37号より)

松縄暢 (from Japan)

― もともとは建築畑だそうですね
早稲田大学創造理工学部建築学科出身です。教養課程がなかったので4 年間建築漬けでした。中学2 年のとき、アメリカ・ミシガン州の小さな町に2 週間ホームステイしたのですが、その往復の飛行機で、空から眺めた景色が日本とアメリカでまったく違うのが強烈に印象に残りました。旅行に行った先々で街の顔が違うのも面白かった。そんなこんなで、都市計画を建築面から学ぼうと思い、建築学科を選びました。ただ、建築を生業にするかといえば、多くの人の役に立ちたいという点から考えると、難しいかもしれないと思っています。私見ですが、建築には自分が満足するためにかっこいいものをつくるという自己実現の側面が多分にあると思うんです。
そこで、都市計画を制度面などのよりマクロな視点からも勉強したいと思い、GraSPPを選びました。実は4 つ違いの兄(裕志さん)もGraSPP の修了生です。
週に1 回ほど、街歩きしながら建築物を見るのが好きです。早稲田の建築はデザイン重視だったので、建物を見ると、ついデザインに目がいきます。旅行の目的ももっぱら建築物です。本郷周辺で気にいっているのが、丹下健三が設計した東京カテドラル聖マ
リア大聖堂です。コンクリートの壁面とそれを這うようにして注ぐ光が美しいんです。特にデザインに凝った現代建築は見ていて楽しいです。今住んでいるところのそばの千駄木で、谷口吉郎が設計した森鴎外記念館を見つけたときは興奮しました。この建物が
ある谷根千は、都会でもないけど田舎でもない、まさに「下町」で、これは新潟にはないものだと感じています。
実は谷中とは学部時代から縁がありまして。卒業設計課題で仲間2 人と新たな日暮里駅舎の提案を行い、第2 位になりました。日暮里駅は乗換駅という特性が強く、実際に日暮里の地域に降り立つ人は1 割に満たないこと、駅を境に行政区が異なるということもあり、乗換客にどのように駅の外に出てもらって分断された地域の活性化につなげるかがテーマでした。この卒業計画に取り組んでみて、建築が社会にどう波及していくかを考えると、建築以外のことも知る必要があると強く感じました。

― 授業が始まって2 ヶ月あまり、経済政策コースでの日々はいかがですか?
必修が多くて忙しいです。畑違いなので苦労もしています。入学試験のために経済の勉強を始めたので、学部時代から経済を学んでいた仲間に遅れを取っていて大変です。この前期でマクロ経済、ミクロ経済、計量経済学を一挙に終えれば、来期からずいぶん楽になるんですが。週9 コマ英語の授業なので予習復習もアップアップで、テストに賭けています(笑)。負けず嫌いなので、周りに負けたくありません。
経済産業省のインターンも始まります。授業で扱っているような課題を、インターン先でも学生どうしのグループワークとして取り組み、提言としてまとめるという作業になるかと思います。そこにメンターとして省職員の方がついてくださるとのことです。
今のところ就職先はシンクタンクやコンサルティング会社も考えています。そこで経験を積んでできるだけ成長し、得たものを故郷の新潟に還元したいと思っています。将来的には新潟に戻るつもりです。建築が好きなので、建築と経済が融合した仕事に就ければ、と考えています。