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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

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第33回学生インタビュー(ニュースレター57号掲載)

Vanessa Candido (from Philippines)

―GraSPPに入学した経緯を教えてください
私はフィリピンの大学を卒業後、エネルギー関連の民間企業で1年、経済系の官庁で2年働いた後、2018年8月に日本に来ました。大学時代、日本に留学経験のあった教授から「日本は良いところだ」という話を聞いて日本に興味を持ちました。職場にGraSPPの修了生の先輩がいたので、それもあってGraSPPへの入学を希望しました。

―GraSPPや日本での生活はどうですか?
私はエネルギー政策と日本の政策立案に関心があるのですが、GraSPPではその両方が受講できて、かつ英語で授業をしているので、知識の幅を広げるのには非常に良い環境だと思います。日本の食べ物が大好きですし、日本の生活はとても楽しいです。日本の人は礼儀正しくて優しく、英語が話せない人でも翻訳ソフトを使ってコミュニケーションを取ろうとして助けてくれるので、留学生にはとても良い国だと思います。あと、日本には四季がありますよね。私が一番好きな季節は秋です。先日、軽井沢に行ったのですがとても素敵でした。これからは北海道や栃木にも訪れてみたいです。

―GraSPP内外で積極的に活動していますね
GraSPPは様々な国や地域から学生が集まっているので、多様性について深い理解を得られ、自分を広げるとても良い環境だと感じています。今私はGraSPPでは学生自治体に所属していて、日本人と留学生の交流を広げたいと思って活動してるのですが、なかなか思うようには上手くいかなくて苦労しています。
学外では東京の様々な大学に通うフィリピン人留学生で構成されている在日フィリピン留学生協会(Association of Filipino Students in Japan 、以下AFSJ)に所属していて、クリスマスパーティーなど定期的にイベントを開催したり、一緒に試験勉強をしたりして、慣れない海外生活に苦労しているフィリピン学生をサポートする活動をしています。あとはASEAN Youth Networkでも活動をしています。

―GraSPP卒業後はどのような道に進まれますか?
卒業後はフィリピンに帰国して4年間は元の省庁に勤めますが、その後はまだ分かりません。ただ、将来は教壇に立って、学生たちを応援し、共に学びたいという思いがあるので、いつかアカデミックの世界に戻ってきたいですね。あとは長い時間がかかると思いますが、博士号も取りたいです。現在、GraSPPで3つの授業でTAをやっているんですが、それも将来、教える時の訓練になると思ってやっています。日本に来られたことで私の人生は大きく変わりました。フィリピンにだけ居続けたなら、これだけの経験をすることは難しかったと思います。なので今日本にいる間にネットワークを広げたいと思いますし、私は人のために働くことがとても楽しく、幸せに感じるので、留学生をサポートする活動は続けていきたいです。