東京大学公共政策大学院
 

海洋政策教育・研究ユニット

     

公開セミナー開催

北極海のガヴァナンス:多様なステークホルダーと課題設定の諸相
Governing the Arctic Ocean: Multiplicity of Stakeholders and Framing of Issues

本イベントは終了いたしました。ご参加いただいた皆様ありがとうございます。
報告は後日こちらへアップロードします。

Governing the Arctic Ocean

主催 東京大学公共政策大学院海洋政策教育・研究ユニット

共催 東京大学政策ビジョン研究センター

日時 2010年3月10日(水) 14:00-18:00

会場 国際文化会館 講堂 (東京都港区六本木5‐11‐16)

 北極海は一年を通して氷に覆われた海であった。しかし、温暖化の影響等により海氷は年々脆弱になってきている。北極海の海氷減少は、航海や資源開発にとって好機をもたらすと同時に、北極の海洋環境にとって重大な危機をも意味する。北極海におけるこの両義的な変化に対してどのように適応するのか。多様なステークホルダーからの観点を踏まえて、この問いに対する日本からの展望を提示するのが本シンポジウムの目的である。

 北極海における海氷減少問題に対し、地球温暖化への緩和策を講じることもできるし、また、適応策を模索することもできる。資源開発や航路利用可能性の拡大は、国際的な協力促進要因となるとともに紛争促進要因にもなる。また、この問題に関する議題設定の仕方によって、ステークホルダーが大きく異なってくる典型例として捉える視座も求められる。これまで北極海に関しては、北極海に面している国家(いわゆる「北極圏国家」)がステークホルダーとして活動してきたが、今後の議題設定によっては、北極海に面していない国家や非政府主体が鍵を握ることも考えられる。

 本シンポジウムでは、北極海のガヴァナンスにおける課題は何か、ガヴァナンスを担う適切なアクターは誰か、どのようなフォーラムで語るべきかという「全体像」を念頭に置きながら、北極圏における資源開発や北極海航路、それらに対する生態系アプローチのインパクト/北極海をめぐる非北極圏国家の関わりについて考察する。

プログラム

14:00-14:10   開会の辞
 
14:10-15:00   基調講演:変革の時代における北極海ガヴァナンス
カリフォルニア大学サンタバーバラ校 教授 オラン・ヤング
Keynote: Arctic Ocean Governance in an Era of Transformative Change
Professor Oran Young, University of California Santa Barbara
 
15:00-15:40   北極の国際的安全保障環境の現在的課題
カルガリー大学軍事戦略研究センター 副センター長 ロブ・ヒューバート
The Emerging International Arctic Security Environment
Rob Huebert, Associate Director, Centre for Military and Strategic Studies, University of Calgary
 
15:40-16:00
 
  休憩
 
16:00-16:20   北極をめぐる国際法的課題
専修大学法学部 准教授 西元宏治
 
16:20-16:40   北極海航路−利用のための技術課題・技術開発
東京大学大学院システム創成学専攻 教授 末岡英利
 

16:40-17:00

  北極海航路−商業性の観点から−
日本郵船株式会社 秘書グループ調査役 合田浩之
 
17:00-17:50   パネルディスカッション
司会:東京大学大学院法学政治学研究科 教授 城山英明
 
17:50-18:00   閉会の辞

 

 

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