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国際シンポジウム2014年度 「電力市場における技術開発と政策評価」
日時 | 2015年3月4日(水) 13:00-17:00 |
会場 | |
言語 | 同時通訳あり |
主催 | 東京大学公共政策大学院/INPEX/(一財)日本エネルギー経済研究所 |
開催概要
シンポジウムの目的と概要
現在、福島第一原発の事故により、原子力発電の大きなリスクが再認識され、原子力発電の経済性にも大きな疑念がもたれている。そこで再生可能エネルギーが注目を浴びており、固定価格買取制度(FIT)など多くの政策が導入された。そしてドイツやスペインなど多くの国で先行してFIT等の主要な政策は導入されており、国内だけでなく海外を含めてどのような効果があったか成果を理解しておく必要がある。
特にドイツではFITにより直接、電力価格が高騰しており、FITのあり方の議論がされている。スペインでは規制緩和とともに電力価格が高騰しており、最新の知見を踏まえて日本の政策に反映する必要がある。
その一方で、再生可能エネルギー関連会社は数年で多大なる開発費用を得ることが出来たため、幾つかのR&Dの成果が出てきている。これらはFITが存在したが故の成果であるのか無くても出来たかを理解していくことは重要である。
今後、日本で効果的なエネルギー政策を現実化するとすればどのような条件と時間軸で進めるかの想定を試み、そのような場合の企業の対応、産業の展開について本シンポジウムで検討する。そして今後進むべきエネルギー政策の議論を行う。
プログラム
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黒田直樹
国際石油開発帝石株式会社会長
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城山英明
東京大学公共政策大学院院長
モデレーター:馬奈木俊介
(東大公共政策大学院客員准教授、東北大学大学院環境科学研究科環境・エネルギー経済学部門准教授)
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田中伸男
前IEA事務局長、日本エネルギー経済研究所特別顧問
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Andreas Löschel
ドイツMunster大学教授、ドイツ政府 Monitoring Energy Transformation顧問
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竹中章二
株式会社東芝執行役常務待遇、コミュニティ・ソリューション社首席技監
モデレーター:日下一正(元内閣官房参与、東京大学公共政策大学院客員教授)
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有馬 純
東京大学公共政策大学院 教授
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荻本和彦
東京大学 生産技術研究所人間・社会系部門エネルギー工学連携研究センター特任教授
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竹中章二、田中伸男、Andreas Löschelを加え Panel Discussion および質疑応答 (60min.)
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林良造
東京大学公共政策大学院客員教授