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観光政策I(概論編)」の講義・現地視察を三重県で実施しました

「観光政策I(概論編)」の授業では、6月6日に三重県で伊勢志摩バリアフリーツアーセンター、伊勢市役所及び三重県庁による講義と現地視察を実施しました。

まず、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターから講義で、バリアフリー観光に取り組み始めた経緯や取組の歴史、現在の事業スタイルなどについて説明があり、バリアフリーツアーの基本的な考え方について学んだ。その後、伊勢市役所から講義があり、伊勢市観光の歴史や伊勢神宮周辺の景観整備やまちづくりの取組について学んだ。続いて、伊勢神宮エリアに移動し、伊勢神宮おけるバリアフリーツアー対応や案内方法、おはらい町の建築景観規制やおかげ横丁の取組などについて、説明を頂きながら現地視察を行い、経緯や動向を学びました。

津市に移動し、三重県庁において、一見知事より、三重県観光の現況、今後対応していくべき課題、今後の三重観光の方向性等についてお話を頂き、参加学生とのディスカッションを行いました。

参加学生からは、「これまで学んだバリアフリーの印象(福祉の意味で行うべきこと)とは全く異なり, 現実的で経営目線に富んだ考えで持続可能性の高い取組だと学べた」「おはらい町やおかげ横丁 は観光を目的として地域一帯が開発されていった経緯を理解することができた」「観光の取組は地 域振興の一部であるという話をまさに現場のトップである知事からお聞きすることができてとても有 意義だった」などの感想が寄せられました。

現地視察と講義をあわせて行うことで、参加学生がユニバーサルツーリズムと三重県観光の実態についての理解を深める機会となりました。