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2023年度 観光政策Ⅰ(概論編)(夏学期開講) ※2023年度よりコース名変更
概要
政府は2003年から「観光立国」の推進を掲げ、観光を21世紀の我が国経済を牽引する新たな基幹産業と
するとともに、人口減少により規模が縮小する地方の創生の有効な手段として、観光を戦略的に成長させている。
また、観光は多様な関係者の取組で成り立っておりその波及分野の広さ、波及効果の大きさから、地域活性化のけん引役との認識も広まってきた。 本科目では、様々なゲストスピーカーによる講義やディスカッション、現地視察を通じて、観光の多様な側面を総合的かつ俯瞰的に理解し、我が国の経済成長や地域の課題解決に貢献できる観光の在り方と、その在り方を実現するための具体的な取組や政策手法の在り方について、「持続可能性」を主軸に具体的に考察する。
講義の目的
本講義では、観光分野の現場で活躍する多様な講師による講義、講師・学生とのディスカッション、現地視察を通じて、これからの観光政策のあり方や、観光政策の企画立案・実施・評価を行う上で必要な考え方について概論的かつ具体的に考察を深める。
※本科目は「科学技術イノベーション政策の科学 (STIG) 」教育プログラム選択科目及び後期教養科目です。
講義時間
火曜3限 13:00~14:45
講義形式
対面授業及びオンライン授業のハイブリッド形式
場所
本郷キャンパス 国際学術総合研究 12F 演習室A, zoom URLは ITC-LMS で確認
対象
大学院生(学部生の聴講も歓迎)
担当教員
公共政策大学院 三重野特任准教授、佐藤客員教授、大橋教授
問合せ先
開講スケジュール
日程 | 講義内容 | 講師 |
---|---|---|
4/11 | 観光政策の基本的知識/オリエンテーション | 篠原 康弘 氏(本学公共政策大学院客員教授)、三重野 真代 氏(同特任准教授) |
4/18 | 社会工学的見地から考える観光 | 羽藤 英二 氏(本学大学院工学系研究科教授) |
4/25 | 経済学から見た観光 | 大橋 弘 氏(本学大学院経済学研究科教授) |
5/2 | 観光産業政策、インバウンド政策 | 篠原 康弘 氏(本学公共政策大学院客員教授) |
5/9 | 観光地域政策 | 三重野 真代 氏(本学公共政策大学院特任准教授) |
5/16 | MICE政策と国際会議の動向 | 川﨑 悦子 氏(日本政府観光局(JNTO)MICEプロモーション部長) |
5/23 | フランスの観光政策 | フレデリック・マゼンク 氏(フランス観光開発機構在日代表) |
5/30 | ディスカッション | 篠原 康弘 氏(本学公共政策大学院客員教授)、三重野 真代 氏(同特任准教授) |
6/6 | 今後の観光政策の方向性 ①すべての人が安心して楽しめる観光 | ※三重県現地視察 |
6/13 | 今後の観光政策の方向性 ②持続可能な観光 | 亀山 秀一 氏(元国連世界観光機関(UNWTO)事務局長アドバイザー) |
6/20 | 今後の観光政策の方向性 ③観光人材の育成-観光ツアー事業者から見た可能性と課題- | 佐々木 文人 氏(株式会社ノットワールド代表取締役) |
6/27 | 今後の観光政策の方向性 ④高付加価 値の観光 | 横山 健一郎 氏(WEFT Hospitality代表、元日本ハイアット株式会社日本・ミクロネシア地区オペレーション担当バイスプレジデント) |
7/4 | 観光政策当事者との対話 | 本保 芳明 氏(国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所代表、初代観光庁長官) |