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2025年度 地域交通政策研究(冬学期開講)
概要
人口減少と高齢化が構造的に同時進行する中で、都市部、地方部を問わず、地域の公 共交通サービスは厳しい状況に置かれている。 一方で、IoT、AI、ビッグデータなどのデジタル技術の革新を背景に、AI や自動運転技術の活用などの模索が進みつつあるとともに、MaaS(Mobility as a Service)などの新しいモビリティ・サービスの社会実装に向けた取組みが進みつつある。
このような中、新型コロナウィルスによるパンデミックにより、全世界において交通・運輸分野は甚大な影響を受けることとなったが、とりわけ厳しい経営下に ある中小の事業者が多い地域交通については、公共交通サービスの継続に困難を来すほど深刻な状況に至っている。
こうした状況の下、地域住民の足であり、地域間交流の基盤であり、そして、観光交流を通じた地域の活性化など地域の諸課題の解決の鍵を握っている地域公共交通サービスを、コロナによる社会変容・行動変容も踏まえつつ、今後持続的に確保・維持し、改善していくための政策のあり方について、各授業毎に具体の事例を採り上げて、当該事例の解説及びディスカッション並びに現地視察を通じて考察を深める。
プログラムの目的
地域交通を担う経営トップや現場の第一線の責任者、政策責任者及び研究者による具体的な政策や事例の解説に加え、講師や多様な研究科の学生とのディスカッション及び現地視察を通じて、地域交通政策に関する考察を深めます。
(本科目は、科学技術イノベーション政策の科学 (STIG) 教育プログラム選択科目です)
授業時間
火曜5限 16:50~18:35
場所
本郷キャンパス国際学術総合研究棟4F SMBCアカデミアホール
対象
大学院生(学部生の聴講も歓迎)
担当教員
公共政策大学院 宿利客員教授、小椋特任教授
問合せ先
TTPU事務局 ttpu【@】pp.u-tokyo.ac.jp
*【 】を外してください
開講スケジュール
