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「国際交通政策」の授業で、6月10日に成田空港、6月17日に横浜港、7月8日に羽田空港にて、現地視察及び講義を実施しました

「国際交通政策」(宿利客員教授他)の授業では、6月10日に成田空港、6月17日に横浜港、7月8日に羽田空港にて、現地視察及び講義を実施しました

6月10日
成田空港の現地見学及び成田国際空港株式会社(NAA)代表取締役社長 田村明比古氏による講義を実施しました

田村社長講義後の記念撮影

現地見学では、昨年10月に運用を開始した「第8貨物ビル」を訪問しました。同施設では、昨今の担い手不足に対応するため「自動化・省人化」が進められており、人にかわり、多くの無人搬送車(AGV)が貨物の搬送を行う様子を見学しました。

また、「空と大地の歴史館」では、当時を知る解説員から、空港の位置決定の歴史、空港反対運動、地域との共生に至る動きについて説明をお聞きし、空港建設における周辺地域との対話の重要性について学びました。
このほかにも、顔認証技術を活用した搭乗手続き(Face Express)や、ランプセントラルタワーや滑走路横の場周道路から空港全体の様子を見学しました。

無人搬送車(AGV) ・ 第8貨物ビル
空と大地の歴史館 ・ Face Express ・ ランプセントラルタワー

つづいて、田村社長から、開港の歴史、新滑走路の整備などの更なる機能強化、新しい旅客ターミナルや貨物施設の整備などの『新しい成田空港』構想、エアポートシティ構想など、空港の過去、現在、未来についてご講義いただき、その後、学生とのディスカッションを行いました。

田村社長           宿利客員教授

今回の見学と講義は、空港建設や反対運動の歴史から、国際拠点空港として機能強化が進められる将来像まで、成田空港の歴史と未来の空港のあり方について深く学ぶ貴重な機会となりました。
*講師の役職は、講義時点のもの

■6月17日
横浜港の現地見学及び国土交通省港湾局長 稲田雅裕氏による講義を実施しました

稲田局長講義後の記念撮影

現地見学では、国土交通省関東地方整備局の船に乗船させていただき、横浜港内の各ふ頭を巡り、大型コンテナ船の荷役の様子、新本牧ふ頭等の整備状況や大型クルーズ船などを海上から見学しました。

大型コンテナ船 ・ ガントリークレーン ・ 本牧ふ頭
船のデッキにて ・ 船内での説明の様子 ・ 船の前にて

つづいて、稲田局長から、港湾の役割、アジアにおける我が国港湾の状況、これまでの整備状況とその効果、カーボンニュートラルポートなど脱炭素社会に向けた取り組みなど、わが国の港湾政策の現状と展望についてご講義いただき、その後、学生とのディスカッションを行いました。

稲田局長           宿利客員教授

今回の見学と講義は、我が国の経済・国民生活における港湾の役割の重要性を学び、港湾政策に対する理解を深める貴重な機会となりました。
*講師の役職は、講義時点のもの

■7月8日
羽田空港のANAグループ施設の現地見学及びANAホールディングス㈱特別顧問 平子裕志氏による講義を実施しました  

平子特別顧問講義後の記念撮影

現地見学では、「格納庫」において、実物の飛行機と整備士が働く様子を間近で見学した後、「訓練施設」において、非常脱出や整備の訓練の様子などを見学しました。また、「安全教育センター」では、雫石衝突事故の機体の一部や部品を見学し、事故の衝撃や悲惨さを体感するとともに、見学後のご説明で、安全文化醸成の重要性を学びました。

格納庫
訓練施設

つづいて、平子特別顧問より、戦後から現在に至る航空業界の歴史、現在の航空業界を取り巻く環境や課題、そしてこうした課題に対する戦略についてご講義いただき、その後、ご提示いただいた航空業界を巡る論点について、学生とのディスカッションを行いました。
今回の見学と講義は、整備、訓練や安全に関する施設見学を通じ、安全の重要性について学びを深めるとともに、また、昨今の航空業界を取り巻く課題や対応について、考察する貴重な機会となりました。

平子特別顧問         宿利客員教授

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