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事例研究(法政策 II)

担当教員

橘  幸信

科目番号

40020

学期

曜日・時限

月曜・2限
月曜:6:40〜

単位

内容・進め方・主要文献等

 本年度の事例研究(法政策 II)では、これまで学問的・実務的な研究成果として蓄積されてきた「立法学」(ここでは、「立法過程論」「立法政策論」「政策法学」等さまざまな名称で呼ばれるものの総称)に関する基礎的論文の中から、できるだけ多くの論文を素読することをテーマとしたい。このような作業を通じて、いまだ確立した共通認識のない「立法学」について、そのフィールドの「広さ」と「浅さ」(!)を実感することによって、その体系化の必要性と方向性に関する議論を深めていきたいと思うからである。
 現時点で、担当者(橘)が取り上げようとしている文献(主な分野)は、次のようなものであるが、具体的には、ゼミ参加者の人数とそれぞれの問題関心をも考慮して、決めていきたいと考えている。

1.立法学総論
・立法学の提唱から法政策学の構築(末弘厳太郎から平井宜雄まで)
2.法律学者の立法学
・憲法政策論(小林直樹) / 民事立法学(加藤一郎・大村敦志ら) / 政策法学(阿部泰隆) / その他政策法務(自治体法務)に関する若干の論文
・政策に関する法的アプローチ(高橋滋、前田陽一、内田貴ら)
3.政治学者・行政学者・法社会学者の立法学
・岩井奉信・五十嵐敬喜/森田朗・田辺国昭/宮沢節生・阿部昌樹ら
4.法哲学的観点からの立法学
・法的思考論(平井・星野論争、山本敬三、嶋津格ら)
5.実務家の立法学
・上田章・大森政輔/中島誠ら

教材等

必要な教材(文献)は、その都度、配布あるいは指定する予定である。

成績評価の方法

平常点(出席及び発表)及びレポートによる(ただし、レポート提出を義務づけるかどうかは、未定)。

関連項目