環境政策

担当教員

山口 光恒工藤 拓毅

配当学期・曜日・時限

夏学期 金曜 2限

内容・進め方・主要文献等

環境政策につき理論と実務の統合を目指す講義とする。従って内容も講義+ディスカッション+学生による事例研究と言う形で進めることを想定している。実際の進め方は履修学生の関心や知識により随時変更もあり得る。講義の進め方ははじめの3回で環境政策の目的と手法の理論を講義し、その後温暖化問題に集中する。まず温暖化と直接の関係があるエネルギーに関する政策を中心に日本及び欧州の事情に触れつつ理論と現実両面から考察する。次いで京都議定書の内容と背景、また議定書の世界と日本にとっての意味を整理し、その後日本及びEUの目標達成計画につき学生による発表を交えながら論議する。EUの政策は日本と相当程度異なっているので、原文を用いてその相違点を浮き彫りにしていく。その上で、アメリカの参加を前提とした京都議定書以降の望ましい国際枠組みにつき自分の意見を整理できるところまでもっていく。同時に技術革新の重要性、持続可能な発展と温暖化の関係、温暖化の優先順位と費用便益分析についても時間があれば触れる。また、希望によって現在国際共同執筆が進行しているIPCC(気候変動に関する政府間パネル)第4次報告に触れることも可。

教材等

都度指定

成績評価の方法

レポートによる。

関連項目