事例研究(国際政治)

担当教員

藤原 帰一船橋 洋一

配当学期・曜日・時限

冬学期 水曜 2限
冬学期 水曜 3限

内容・進め方・主要文献等

外交争点としての歴史問題

小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題が21世紀初頭、日本と中国、韓国との間の大きな外交問題となったように、歴史問題が外交の大きな争点として浮かび上がってきている。その背景と流れを極東軍事裁判をはじめいくつかの事案を取り上げ、日本の戦後外交が困難な過去の克服への取り組み(そして、不十分な取り組み)の歴史であったことを振り返り、過去の克服を公共政策として確立することの意味と意義を考える。

 1 極東軍事裁判(1946)
 2 サンフランシスコ平和条約(1951)
 3 日韓基本条約 (1965)
 4 日中正常化(1972)
 5 福田ドクトリン(1978)
 6 教科書問題(1982)
 7 慰安婦問題(1990)
 8 原爆展(1995)
 9 平和の礎(1995)
 10 日韓和解サミット(1998)
 11 日中不和解サミット(1998)
 12 拉致問題と日朝正常化(1997・2002)
 13 追悼懇と靖国神社参拝問題(2001・2005)

教材等

別途指示する

成績評価の方法

平常点による。レポート等による。

関連項目