事例研究(アメリカ内部告発者保護制度)

担当教員

寺尾 美子

配当学期・曜日・時限

冬学期 火曜 4限
冬学期 火曜 5限

内容・進め方・主要文献等

アメリカの内部告発者保護制度について、具体的事例を検討しながら、その制度的仕組、これを支える考え方、その制度的特徴、抱える問題点等につき考察する。アメリカの場合、内部告発者制度の法源としては、連邦法と州法がある。最初に、内部告発者制度が、コモン・ローを起源としてどのように発展していったかを理解した後、連邦法と州法のあり方をそれぞれ学ぶ。内部告発者の保護制度は、公務員等を対象とするいわゆる公法領域のそれと、民間企業等の従業員を対象とするいわゆる私法領域の双方に見出すことができる。この演習では、この両者の共通点と違いについても考察することにしたい。また、内部告発者が告発を行う相手方にマスメディアを選ぶことを制限する立法も少なくないが、そのことの意義についても考える。

毎回テーマを絞って教材を準備するので、予め定めた当該回の報告者は、教材を中心に、これを紹介し、考察したところを報告する。教材は基本的に全て英文である。参加者は全員、当該回の教材を読んでくることが期待される。

教材等

配布する

成績評価の方法

レポート等による。平常点も考慮する。

関連項目