事例研究(情報政策)

担当教員

岡崎 毅

配当学期・曜日・時限

夏学期 水曜 4限

内容・進め方・主要文献等

日本においては、インターネットのブロードバンド・アクセスにおいて韓国・米国に遅れをとったことに触発され、2000年11月に高度情報通信ネットワーク社会形成基本法(IT基本法) が成立し、翌2001年1月には省庁横断的なe-Japan戦略が策定され、インフラとサービスの両面からブロードバンド化を推進し、価格・速度比、普及度から見た日本のブロードバンド・アクセスは、世界のトップクラスにある。しかし、ドックイヤーと言われる情報技術の進歩の速度は速く、今日の政策課題を片付ける間もなく、新たな政策課題が次々と生まれている。

このような状況のもとで、情報にかかわる日本の政策課題にはどのようなものがあり、また、その政策はどのように形成されるのか、実際に政策形成・実施を担当する政府内の部局の活動も参照しつつ、現実の問題について事例研究を行う。

授業は、大きく3つのパートに分かれ、第1パートでは、情報政策の概論の講義及びグループ毎の研究テーマの選定を行う。第2パートでは、それらのテーマにつき、政府内の担当者より講義を受けるとともに各グループの中間発表を行う。第3パートでは、各グループの最終発表とディスカッションを行う。この際、可能であれば、実際の各省の担当者にコメンテーターとして参加してもらう。

教材等

講義において指定・配布する。

基礎資料として、『e-Japan戦略』(IT戦略本部、2001)、『IT新改革戦略』(IT戦略本部、2006)『情報通信白書』(総務省)等。

成績評価の方法

授業での報告・レポートおよび平常点(授業への参加状況)

関連項目