事例研究(外交政策 II)

担当教員

田中 均

配当学期・曜日・時限

冬学期 火曜 5限 (〜20:20)

内容・進め方・主要文献等

1.日本の主要外交政策について掘り下げた政策研究を行う。

2.具体的には、安全保障政策、対外経済政策、国連政策、援助政策、過去の認識問題などについて検討を行う。

3.授業ではこれらの政策課題毎に(1)基本的な政策フレームワークの説明、(2)問題点の議論、(3)学生による政策提言ペーパーの作成、(4)そのペーパーについての討論、を順次行う。

4.授業を通じ、政策の基本理念、歴史的制約、政治プロセスとの関係、世論との関係といった政策を規定する複雑な現実的要素の相関関係について理解が進むことが期待される。

5.主要参考文献:田中均、田原総一朗共著「国家と外交」(講談社)、外交フォーラム(都市出版)等。別途各テーマ毎に紹介する。

講義予定

第一回 10月9日(10月2日は休講) 講義
 冬学期授業の説明及び外交の戦略的考え方―日米安保問題(1995−1998)、朝鮮半島問題(2001−2002)を具体的事例として―について講義。

第 二回  10月 16 日 講義
 安全保障政策の将来構想(集団的自衛権問題を中心に)

第三回 10月23日 討論
 10月21日までに集団的自衛権についてペーパー提出。それに基づきグループ討論。

第四回 10月30日 講義
 対外援助政策についての将来構想。

第五回 11月6日 討論
  11月4日までに対外援助政策についてペーパー提出。それに基づき討論。

第六回 11月13日 講義
  日本の歴史問題。

第七回 11月20日 討論
  11月18日までに歴史問題についてペーパー提出。それに基づき討論。

第八回 11月27日 講義
  外交と世論、メディア。

第九回 12月4日
  12月2日までに外交とメディア、世論についてペーパー提出。それに基づき討論。

第十回 12月11日 講義
  外交と政治。

第十一回 12月18日 討論
  12月16日までに外交と政治についてペーパー提出。それに基づき討論。

第十二回 1月9日 講義
  外交実施体制の将来構想。

第十三回 1月15日 討論
  1月13日までに外交実施体制についてペーパー提出。それに基づき討論。

第十四回 1月22日 討論
  外交のあり方につき自由討論。

教材等

プリント、コピー等を使用

成績評価の方法

上記ペーパーの内容、その討議会を含む授業での説明や討義への参加ぶりを通じ総合的に評価する。

関連項目