政策分析・立案の基礎

担当教員

徳永 崇

配当学期・曜日・時限

夏学期 木曜 4限

内容・進め方・主要文献等

 「政策分析・立案の基礎」では、具体的な政策の分析や立案を行う上で必要な基礎的知識や思考様式、行動手順等について、実務的な知見を踏まえながら学ぶことを目標とします。
 最初に、国の政策立案過程や法令制定過程、予算要求過程等について、最近の施策や法律改正事例等を示しながら講義し、質疑や議論等を通じて、政策の実現過程等に対する知見を深めます。
 次に、身近な公共政策の一つである道路交通安全政策を考察対象としてとり上げ、関係する法令や行政文書、参考文献等を基に議論することにより、具体的な政策論議の一端に触れるとともに、参加者による道路交通安全政策に関する課題レポート発表等を行い、政策立案に関する基礎的な能力の向上を目指します。
道路交通安全政策の具体的なテーマ等は次のものを予定しています。
(1) 行政計画の策定等(交通事故分析、総合的な交通安全基本計画の策定等)
(2)  官民協働による施策の実施(体系的な交通安全教育その他)
(3)  法執行の強化(悪質運転者の重罰化とこれらを巡る法制審議会等の議論等)
(4)  環境の変化に対応した課題の実現(都市駐車政策の沿革、民間委託による新たな駐車政策の現状と課題)
(5)  社会資本の整備と政策評価(交通安全施設等整備事業)

 進め方としては、概略的な講義、参加者による事前資料読込とコメント、参加者相互間の議論、課題(別途指定)レポートの発表・提出等で授業をする予定です。

授業計画

第1回    打ち合わせ
第2〜3回  政策立案過程の概要
第4〜5回  法令制定過程の概要
第6回    予算要求過程の概要
第7回    行政計画の策定等(交通事故分析、総合的な交通安全基本計画の策定等)
第8回    官民協働による施策の推進(体系的な交通安全教育その他)
第9回    法執行の強化(悪質運転者の重罰化及びこれらを巡る法制審議会等の議論等)
第10回   環境の変化に対応した課題の実現(都市駐車政策の沿革、民間委託による新たな駐車政策の現状と課題)
第11回   社会資本の整備と政策評価(交通安全施設等整備事業)
第12〜13回 課題発表等
第14回   まとめ

教材等

教材は、行政一般に関する基本文献や警察白書、警察庁HP、内閣府HP等関係行政機関のHPに掲載している資料のほか、PDF等電子媒体又はコピーにより配布(具体的には開講時に指示。)。

 ・授業内容概要詳細版( PDF427KB ) (※学内のみ閲覧可能) 4月8日掲載

成績評価の方法

平常点及び課題レポート発表・提出による。

関連項目