国際法の理論と実践

担当教員

中谷 和弘 野口元郎

配当学期・曜日・時限

夏学期  火曜 3 限

内容・進め方・主要文献等

 重大な国際法違反に対する対応としてとられる、違反国や有責者への経済制裁及び有責者への国際刑事裁判をめぐる諸課題について、主に国際法の観点から検討する。若干の回数の講義の後は、割り当てに従って順次報告してもらい、討論するという形ですすめる。

経済制裁については、国際法上の合法性、安保理決議の解釈と拘束力、域外適用、smart sanctions, 措置の国内的履行、実効性などについて、主要事例の検討を通じて考えることにしたい。また、安全保障輸出管理についてもあわせてとりあげる予定である。
国際刑事裁判については、野口(カンボジア・クメールルージュ特別法廷上級審判事)の経験に鑑み、クメールルージュ裁判に重点をおいて検討をすすめるが、国際刑事裁判所についても検討する予定である。
総合法政、法科大学院と合併の授業である。

教材等

適宜、英語及び日本語の文献・資料を配布・指示する。

成績評価の方法

平常点による。/レポート等による。

関連項目