開講中止

開発の東アジアモデルと国際経済法 2

担当教員

中川 淳司

配当学期・曜日・時限

冬学期  水曜 2 限

内容・進め方・主要文献等

近今日の国際経済法システム、特にWTOは、経済開発に当たって政府の市場への介入を重視する東アジア型の開発モデルの実施可能性を失わせたと批判されることがある。この批判の妥当性について、いくつかの東アジア諸国の個別産業に関する政府介入(産業政策)を取り上げて、実証的に検討する。

最初の数回は、WTOが開発の東アジアモデルの実施可能性を失わせたとする批判を紹介し、その根拠を明らかにする。続いて、開発の東アジアモデルについて、重要な先行研究に当たってその意味するところを明確にする。その後、いくつかの東アジア諸国が過去において実施した分野別の産業政策を分析し、それらが現行のWTO法の下で許容されるかどうかを検討する。最後に、個別の政策の分析結果を踏まえて、開発の東アジアモデルがWTO法に対して持つ含意を明らかにする。

参加者は文献講読、ケーススタディのいずれかを担当する。

教材・文献については授業の最初でまとめて指示し、入手困難なものは配布する。

教材等

教材・文献については授業の最初でまとめて指示し、入手困難なものは配布する。

成績評価の方法

平常点およびレポートによる。

関連項目