地域政治 C( 現代オセアニアの政治 )

担当教員

関根 政美

配当学期・曜日・時限

冬学期  木曜 2 限

内容・進め方・主要文献等

【授業の内容】
環太平洋圏諸国・地域の経済発展には目覚ましいものがある。アジア・太平洋の時代だともよくいわれる。しかし、オーストラリアとニュージーランドを除く太平洋に浮かぶオセアニア諸国(島しょ国)は、環太平洋地域・諸国の発展の陰に隠れて目立たない。オセアニアは、英米仏独等西洋列強諸国の植民地として歴史に登場し、第2次世界大戦後に独立した国が多い。独立後の経済・政治・社会発展は「いばらの道」を辿っている。それに比べ、英国植民地だったオーストラリアとニュージーランドは先進国として安定した発展を遂げている。そして、アジア・太平洋国家化への道を歩んでいる。経済活性化と政治・社会安定のため、他の島しょ国も同様な道を歩もうとしているが、果たしてうまくいくのか。本講義では、オセアニアの政治・社会について概観する。
【授業計画】
以下のような目次に従って講義する。
はじめに――忘れられたオセアニア?
(1)オセアニア登場
(2)独立国家オセアニア島しょ国――紛争に揺れるオセアニア
(3)アジア・太平洋国家を目指すオセアニア
(4)アジア・太平洋国家ミドルパワー・オーストラリア
@白豪主義国家オーストラリア
A多文化主義国家オーストラリア
おわりに――海域アジア
授業の方法:授業は講義を中心としたものとなる。

【履修上の注意】毎回パワーポイントを使用する予定。


教材等

【教科書】
黒柳米司・関根政美・広瀬崇子著『東南・南アジア・オセアニア』自由国民社、2001年3月刊

参考書:関根政美・山本信人編著『海域アジア(現代東アジアと日本C)』
慶應義塾大学出版会、2004年7月刊行
参考書については授業中に適宜紹介する予定

成績評価の方法

試験を中心に採点する。任意・必修レポートの提出を求めた
場合は、それらも加味して採点する。

関連項目