地域政治B(現代アフリカの政治)

担当教員

遠藤 貢

配当学期・曜日・時限

夏学期  水曜 2 限

内容・進め方・主要文献等

講義の目的とその概要

国際社会の中において、(主に独立後の)アフリカ諸国が抱えてきた諸問題を俯瞰するための多角的な視点を提供する講義等を行う。アフリカの国家の特徴と変容、政治経済における論理と国際的な対応の変容、国際政治、さらにはグローバル化の中におけるアフリカの位置づけ、多発する紛争とその対応などのテーマに関する講義を行う。そのほか、より立体的なアフリカ理解につなげるために、アフリカに関するビデオ教材を用い、その都度感想レポートの提出の提出を求める。遠い地域と考えられがちなアフリカで起きている問題の現代性や共時性などを考えてもらい、より主体的にアフリカに接近しようとする意識を涵養することをねらいとしたい。


講義の構成

アフリカにおける国家,政治体制とその変動(いわゆる「民主化」),政党と政党制,アフリカにおける「市民社会」,政治経済(国内的な文脈と国際的な文脈),国際政治におけるアフリカ(冷戦とその後),アフリカにおける紛争とその現在,さらには「崩壊国家」をめぐる今日的課題、アフリカにおける人間像の変遷、南アフリカの政治変動などを主要なトピックとして組み入れる予定。3〜4回のビデオ鑑賞を予定している。その映像を見ながら,アフリカに生じている問題を主体的に考える機会を提供したいと考えている。

教材等

開講時に改めて指示する予定であるが,以下はアフリカに関する基礎文献として参照して欲しい。宮本・松田編 『新書アフリカ史』講談社現代新書、1997年。

成績評価の方法

学期末の筆記試験により評価するが,感想レポートも評価の上で考慮する場合がある。

関連項目