政策分析・立案の基礎

担当教員

徳永 崇

配当学期・曜日・時限

夏学期 木曜 4限

内容・進め方・主要文献等

今年度の「政策分析・立案の基礎」では、具体的な政策の分析や立案等を行う上で必要な基礎的知識や思考様式、行動手順等について、実務例を踏まえながら考察することを目標とします。

最初に、国の政策立案・執行過程や法令制定過程、予算要求過程等について、一般的な概要のほか、警察行政の実務例を示しながら説明し、質疑・議論等を通じて、政策の実現過程等に対する理解の深化を目指します。

次に、警察行政の中で、最近法律の制定又は改正があった施策分野(例:道路交通法、出会い系サイト規制法、犯罪収益移転防止法(マネロン防止法)、暴力団対策法、銃刀法等)をとり上げ、法令等の制定・改正の背景となった社会情勢や制定・改正過程における政府内検討状況、国会審議状況、政策執行等に関する資料を基に、実現しようとする政策課題とその手法、実現過程における政府部内検討や国会審議等における論点、他の関連施策との連携状況、政策の効果、残された課題等について分析・考察することを目指します。
これらの分析・考察は、上記の施策分野について予め担当者を定め、その報告を基に、参加者全員による議論等を行う方法により進めることとし、最終的には、参加者各人からレポートの提出を求めます。

このほか、ゲストスピーカーによる直近の具体的な政策立案状況等の講義を予定しています。

教材等

教材は、行政一般の基本文献や警察白書、警察庁HP掲載資料等のほか、必要に応じコピー配布(具体的には開講時に説明)

成績評価の方法

授業の平常点、課題の発表及びレポート提出による。

関連項目