事例研究(経済財政政策)

担当教員

杉本 和行

単位数・配当学期・曜日・時限

4単位 夏学期 月曜2限 木曜2限

内容・進め方・主要文献等

2007年夏のいわゆるサブ・プライム問題の顕在化に端を発し、2008年9月のリーマン・ショックを契機とした世界金融危機及びこれに連鎖して生じた世界同時不況は、世界経済に多大な困難を招来した。こうした、事態に対応するためには、財政・金融政策の国際協調など従来にない大きな経済財政政策の展開を必要とした。

本授業においては世界経済危機に到る要因およびメカニズムについて分析したうえで、日本及び主要国で実施された財政・金融政策について、その決定過程やメカニズムさらに政策の効果、問題点について検証、総括する。

そのうえで、現在の経済・財政状況、さらには政治状況の変化をも踏まえ、日本の経済・財政が直面する課題を明確化し、今後の政策対応についての具体的な検討を行う。

・担当教員は2009年7月まで財務省事務次官として経済・財政に携わったものであることから、実務経験を踏まえた講義と具体的な政策課題についての学生による発表・議論を組み合わせる。また予算・税制等に関する実務担当者を適宜、外部講師として招くこととする。

・主要文献は授業の際に適宜指示する。

教材等

必要に応じ指示する。

成績評価の方法

平常点及びレポート提出等による予定。

関連項目