公共政策の経済評価

担当教員

岩本 康志 / 城所 幸弘

単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語

4単位 / 冬学期 / 金曜4限 / 金曜5限 / 日本語

2011年度冬学期提出レポート

授業の目標・概要

政策形成をより合理的なものに改善していくためには、政策分析の質的向上が
必要である。
中でも、政策の効果を経済学的に分析することは政策形成上必須であるにも関
わらず、これまで軽視されてきた。本科目の前半では、政策の効果を経済学的に
分析するための分析ツールである費用便益分析の基礎を学ぶ。後半では,社会資
本投資,市場設計,規制評価等の事例の分析を行い,具体的な事例に関する政策
分析レポートを作成する.

なお,経済学及び統計学の素養が前提となるが,高度な経済学的分析を追求するものではなく,前提とする水準は「経済学基礎」及び「Statistical Methods」程度である.

以下の科目が前提履修科目である(同時履修も可)。
(1)Microeconomics、ミクロ経済学、あるいは経済学基礎
(2)Econometrics、計量経済学、Statistical Methods、あるいは統計分析手法

授業のキーワード

費用便益分析, 政策評価

授業の方法

講義と演習にて行う.

成績評価方法

中間試験,最終試験,練習問題,政策評価レポート,授業における発表と参加度による.

教科書

教科書:Boardman, Anthony E., David H. Greenberg, Aidan R. Vining, and David L. Weimer. Cost-Benefit Analysis: Concepts and Practice. 4th ed., Prentice Hall, Upper Saddle River, NJ, 2011.(2版には邦訳がある:『費用便益分析-公共プロジェクトの評価手法の理論と実践』岸本光永監訳,ピアソン・エデュケーション,2004年).
金本良嗣・蓮池勝人・藤原徹『政策評価ミクロモデル』東洋経済新報社,2006年.

関連項目