事例研究(現代行政I)
担当教員
増田 寛也
単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語
4単位 / 冬学期 / 月曜4限 / 月曜5限 / 日本語
2011年度提出レポート
- 『拘束型住民投票制度の意義に関する一考察~住民投票を組み込んだ再議制度の提案~』
江口徹
PDF(980KB) - 『指定都市制度を巡る議論―現状の課題と今後の改革についての考察―』
松縄裕志
PDF(682KB) - 『広域自治体の現状把握と展望』
三木田悠
PDF(622KB) - 『二元代表制を問う―制度の腐敗か議会の腐敗か―』
水野敬一朗
PDF(507KB)
授業の目標・概要
わが国の地方自治制度は首長制、すなわち長と議会の二元代表制が大きな特徴となっている。しかしながら、住民から直接公選される首長は、地方の政治、行政の両面において圧倒的な影響力を持っている。
近年、この首長と議会の対立の激化とリコール、さらには地域政党、特に首長新党の出現など新しい動きがみられる。また住民自治を強化する観点から住民による直接投票制度の是非が講じられている。
この授業では、こうした幅広く現代的な論点を取り上げ、実践的な問題発掘能力と解決能力の養成を目指す。
その際、担当教員のアカデミズム、総務大臣、知事等としての経験に基づき、制度と現実の乖離、そこから生まれる課題、課題への対処におけるリーダーシップのあり方について実践的な議論を展開し、考察を深める。
このため、適宜、関係者へのヒヤリング、現地調査を行う。
また、参加者は、制度の課題や改善方策の提案、政策の評価レポートの作成とプレゼンテーション、討議での積極的発言が求められる。
授業のキーワード
地方自治制度, 二元代表制, 直接投票制度, 地域政党
授業計画
具体的な進行計画は初回開講時に提示する。
参加希望者は必ず初回(10月3日を予定)に出席すること。
授業の方法
演習形式による。
成績評価方法
平常点、レポートによる。
教科書
追って指示する。