事例研究(国際紛争研究)

担当教員

藤原 帰一

単位数 / 使用言語 / 配当学期

2単位 / 日本語 / 夏学期

授業の目標・概要

国際紛争の具体的な事例を通して、紛争についての理解を深めるとともに、そのような紛争に対してどのような選択肢があり、どの選択を選ぶことが適切なのか、考察する。当方で支度したケースブックを配布し、それぞれの事例を熟読した上で、あらかじめ提示された一連の質問に対して、それぞれ準備することが求められる。できる限り、紛争に関わるさまざまな主体の利害関心や行動の目的などを説き明かすように努力したい。

授業のキーワード

国際紛争 地域紛争 

授業計画

オリエンテーション(4月9日)の後、最初の9回ではケースブックに従って討論を進める。そこでとりあげるケースは、カンボジア(4月16日)、アフガニスタン(4月23日)、旧ユーゴスラビア(4月30日)、コンゴ(5月7日)、北アイルランド(5月14日)、チェチェン(5月28日)、スリランカ(6月4日)、クルド(6月11日)、スーダン(6月18日)の9件である。最後の3回では、新たに北朝鮮(6月25日)、パレスチナ(7月2日)、リビア(7月9日)の三紛争について、事例研究を行う。なお、5月21日は授業を行わない。

授業の方法

この事例研究に参加する者は、各回、ケースブックの該当部分を読み、授業の準備を行わなければならない。授業ではケースブックに基づいた質問を教員が行い、それに参加者が答えるものとする。また、最後の三回には、各自予め定められた分担に応じて、北朝鮮・パレスチナ・リビア各紛争に関する事例研究を作成し、提出するものとする。

成績評価方法

事例研究における応答が60%、新たなケースブックの評価が40%。

教科書

『ケースブック 国際紛争』(各自に配布する)。

参考書

特に使用しないが、基礎知識については、大芝亮・藤原帰一・山田哲也編『平和政策』(有斐閣)、藤原帰一・大芝亮・山田哲也編『平和構築・入門』(有斐閣)を参照されたい。

履修上の注意

授業に欠席するものは、前日までに教員に電子メールで連絡すること(kkfujiw@j.u-tokyo.ac.jp)

関連項目

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