事例研究(国際行政)
担当教員
単位数 / 使用言語 / 配当学期
2単位 / 日本語 / 夏学期
授業の目標・概要
国際行政においては、基準設定や財源提供等の分野で民間組織の役割が大きくなるともに、「民主制の赤字」といった正当性欠如の問題、正当性を補完するための制度的枠組みの必要といった課題が論じられている。本演習では、国際行政における政府間組織と民間組織の役割分担、実効性と正当性の確保、国際行政の活動を枠づけるConstitutionやルールのあり方等の基本的課題について、様々な文献を購読しつつ検討する。
その上で、国際保健サービス提供、平和構築、国際金融規制といった個別分野における課題について、事例に基づいて検討する。
授業のキーワード
国際行政,民間組織,正当性,国際保健サービス提供,平和構築,国際金融規制
授業計画
文献・資料(英語文献)に関する報告を参加者が行い、議論する。また、実務家から現場の話を聞く機会も設定する。最終的には参加者が関心のあるテーマについてレポートの作成を求める。
授業の方法
ゼミ形式で行う。
成績評価方法
平常点、報告、レポートによる。
教科書
Karl-Heinz Ladeur ed. Public Governance in the Age of Globalization (2004) 他。
履修上の注意
多くの英語論文を購読することが求められる。