地域政治C(現代オセアニアの政治)
担当教員
単位数 / 使用言語 / 配当学期
2単位 / 日本語 / 冬学期
授業の目標・概要
オセアニアは、太平洋に浮かぶ島嶼国とオーストラリア・ニュージーランド・パプアニューギニアを含む、広大な地域を指すが、オーストラリア・ニュージーランド以外の諸国は、狭隘な島嶼よりなるものがほとんどであり、経済的にも政治的にも超小国家である。にもかかわらず、米国、日本、中国、台湾にとっては戦略的にも政治的にも重要な意義をもっている。そのため、本授業は①オーストラリア・ニュージーランドなどの先進諸国と②開発島しょ国の各々の現代政治を概観するとともに、③オセアニア地域における地域統合の動きを概観する。本授業を聴講することにより普段は軽視しがちな地域の日本に対する重要性に気が付き、より広い観点からの国際政治に対する理解が進むであろう。
授業のキーワード
植民地,脱植民地化,アジア・太平洋国家化,多文化主義,不安の弧,援助競争,地域協力
授業計画
授業計画は以下の通り
第1回 講師・授業概要説明
第2回 オセアニア概観
第3回~第7回 オーストラリアとニュージーランドの現代政治
第8回~第12回 オセアニア島嶼国の現代政治(MIRAB国家論)
第13回~第14回 オセアニアの地域協力・統合の動き、
――アジア・太平洋国家へ――
第15回 まとめ
授業の方法
講義を中心とする。パワーポイントを毎回使用する。配布資料あり。パワーポイントスライドの筆記は至難の業である。配布資料を配布する予定。
成績評価方法
筆記試験による(*情報通信機能付き機器以外の持ち込み可の予定、例えば、参考文献、ノート、配布資料など)。必要に応じて課題レポートの提出を求めることもあるが、それは書評レポートとなる場合が多い。案内・掲示等に注意。
教科書
本講義にふさわしい参考文献はあるが、授業に沿った教科書となるものはないので、授業の際に適宜参考文献を提示する。
参考書
教科書の項目参照
履修上の注意
授業の配布資料をきちんと入手すること。配布方法については最初の授業で指示する。