日本外交:実践と課題

担当教員

加納 雄大 / 久保 文明

単位数 / 使用言語 / 配当学期

2単位 / 日本語 / 冬学期

授業の目標・概要

東西冷戦終了後、日本が直面した幾つかの分野での外交的課題を題材に、当該課題の背景、日本の対応、現状と課題等に触れつつ、将来の方向性を展望する。
具体的には、1)日米安保体制の信頼性強化に向けた取り組みを含む安全保障政策全般、2)アジア各国との二国間・地域協力や、アジア金融危機・北朝鮮問題への対応等を含むアジア外交、3)9/11同時多発テロ後のアフガニスタン、イラク問題への対応、4)ミレニアム開発目標(MDG)など地球規模の開発課題に向けた国際協力、5)国連気候変動枠組条約・京都議定書成立後の地球温暖化問題を巡る国際交渉、などを取り上げる。また、分野横断的課題として、外交政策の決定過程や外交実施体制、外交におけるメディアやNGO等の役割についても考察を行う。
上記諸課題に関する基礎的理解を深めるとともに、将来に向けた、日本のとるべき役割について問題提起する能力を養うことに重点を置く。

授業のキーワード

安全保障,アジア外交,開発援助,地球規模課題,環境・気候変動,外交実施体制

授業計画

学期中は、教員による上記諸課題に関する講義を行い、毎回自由討議の時間を設ける。学期中に合宿を行い、特定分野を題材にしたシミュレーション形式の討議を行う。

授業の方法

演習

成績評価方法

平常点による。出席状況に加え、自由討議や合宿における発表、発言を重視する。

教科書

各分野に関する公開一次資料(関連条約及び国際会議文書)や講義で使用予定の資料、参考文献を事前に通報する。

その他

当年度限り。

関連項目

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