事例研究(ミクロ経済政策・問題分析II)

担当教員

岩本 康志

単位数 / 使用言語 / 配当学期

2単位 / 日本語 / 夏学期

授業の目標・概要

2年生用科目である。政策評価と費用便益分析に関係する事例研究の準備をおこなう。問題の設定、基本的な事実に関してのリサーチをおこなう。

今年度は、2012年度の「公共政策の経済評価」で取り上げなかった政策分析の論点(職業倫理、政策の実装、消費者余剰アプローチの実例)に関する理解を深めた後、グループによる政策分析プロジェクトに取り組む。各グループは通年での取り組みを要する政策課題を選択して解決策を探る。

授業のキーワード

政策評価,費用便益分析

授業の方法

1.受講生は指定された文献の発表をおこなう。今年度は、職業倫理、政策の実装、消費者余剰アプローチの実例に関する文献を取り上げる。
2.また、受講生は3名程度のグループを構成し、政策事例に内包される課題の解決に主体的に取り組み、レポートをまとめる。今年度は、各グループは通年での取り組みを要する政策課題を選択する。

成績評価方法

平常点と学期末に提出されたレポートによる。

教科書

指定しない。

参考書

Robert L. Weimer and Aidan R. Vining, Policy Analysis 5th ed., Longman.
キャス・サンスティーン『最悪のシナリオ』みすず書房。
大塚耕平『3.11大震災と厚労省』丸善出版。
金本良嗣・蓮池勝人・藤原徹『政策評価ミクロモデル』東洋経済新報社(あいにく絶版である)。

履修上の注意

3名程度のグループによる共同作業が基本である。参加者は2年生に限定するが、経済政策コース以外の学生も参加可能である。冬学期の「事例研究(ミクロ経済政策・解決策分析Ⅱ)」を続けて履修することを前提とする。
事例研究(ミクロ経済政策・問題分析Ⅰ)との同時履修は認めない。

関連項目

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