発展途上国の政治
担当教員
大串 和雄
単位数 / 使用言語 / 配当学期
2単位 / 日本語 / 冬学期
授業の目標・概要
発展途上国の国内政治に関連する基本的概念と理論を習得し、発展途上国の政治の構造と力学を広い意味で理論的に理解する。また、政治における暴力の問題を分析する。
授業のキーワード
比較政治,発展途上国,民主化,人権,暴力,政治体制
授業計画
以下の内容を扱う予定である。比較政治とは何か、近代化理論とその批判、国家(State)とは何か、市民社会、「強い国家」と「弱い国家」、Nationとは何か、ナショナリズムの形成・性質・機能、エスニシティ、自由民主主義、全体主義、権威主義、「開発独裁」、「民主化」の意味との原因、人権侵害のパターン、普通の人びとはいかに拷問・虐殺を行なうに至るか、人権侵害の正当化、民族紛争・内戦の原因と力学。
授業の方法
講義形式による。時間が許せばDVDを使用する。
成績評価方法
期末試験が約75%、毎回の授業後に提出するコメント・シートが約20%、作問課題が4%。希望者は中間レポートを提出して期末試験の一部に代えることができる。また、コメント・シートの内容が優れている場合、作問課題の作問が特に優れている場合、授業中の発言が特に優れている場合には、別途加点する。
教科書
テキストは使用しない。
参考書
授業中に指示する。
履修上の注意
本講義を受講するにあたっては、いずれかの発展途上地域の政治に関して、背景知識があることが望ましい。発展途上国の政治の実態を知らずに理論的な講義を聴いても理解は困難である。背景知識のない人は、いずれかの発展途上地域の政治に関して1、2冊概説書を読んでおくことを強く勧める。
講義レジュメは初回分を除き、情報基盤センターのITC-LMSに掲載する予定なので、各自でレジュメをダウンロードすること。なお、ITC-LMSを利用するためにはECCSのアカウントが必要である。ECCSアカウントの新規発行には1週間以上かかることがあるので、アカウントがない学生は早めに取得しておくこと。
関連ホームページ
../../courses/index.htm
その他留意事項
講義の詳しい内容を履修登録前にあらかじめ知りたい人は、Eメールでリクエストしてもらえれば、原則として前年度のレジュメを添付ファイルで送付する。