事例研究(行政近代とICT I(オープンガバメント))

担当教員

奥村 裕一 / 坂井 修一 / 平本 健二

単位数 / 使用言語 / 配当学期

2単位 / 日本語 / 夏学期

授業の目標・概要

深化するデジタルネットワーク社会の中で、国民と行政の関係は変容を遂げつつある。
米国・英国・日本などが進めているオープンガバメントやその一部を構成するオープンデータ政策は、公共にまつわる社会的合意形成の新たな可能性を示している。しかしながら一方で課題も多くみられる。デジタル社会での公共のあり方とは何か、民主主義の高度化とは何かを考察する。

授業のキーワード

オープンガバメント,オープンデータ,ソーシャルメディア,デジタル社会,民主主義

授業計画

1 イントロダクション
2 利用者視点で考えるコンピューター
3 オープンガバメントとデジタル社会、民主主義
4 オープンガバメントの内外の動向
5 オープンガバメント推進の課題
6 オープンデータの内外の動向
7 オープンデータ推進の課題
8 オープンデータ解析の可能性と課題 実習
9 デジタル社会における合意形成の可能性と課題 実習
10 まとめ

授業の方法

講義とグループディスカッション
参加型ウェブサイトの学生による実験

成績評価方法

平常点、レポート等による。

参考書

Beth Noveck.2009. "Wiki Government". Brookings Institution Press
Daniel Lathrop, Laurel Ruma. 2010, “Open Government”, O'Reilly Media
Joshua Tauberer 2012, “Open Government Data”, Civic Impulse LLC
奥村裕一 週刊『エコノミスト』2010年2月23日号「オバマが進めるオープンガバメント」
〃 朝日新聞グローブ2009年11月23日「オバマ政権のオープンガバメント」
〃 三菱UFJリサーチ&コンサルティング季刊 政策・経営研究2010年Vo.4「オバマのオープンガバメントの意味するもの」
〃 日経ガバメントテクノロジー2010年4月号「21世紀型の民主主義へ 見える化で住民参加促す」
〃 ジュリスト2014年3月号「オープン(ガバメント)データ」
参考: 行政と情報通信技術(PAdIT)研究DB

履修上の注意

パソコンを持参すること

関連項目

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