GraSPP
東京大学公共政策大学院地方財政・租税論
Local Government Finance and Local Tax
担当教員 / Instructors
増井 良啓
配当学期 / 使用言語 / 単位数 / Term / Language / Credits
S1S2 / 日本語 / 2
授業の目標・概要 / Objectives
経済活動がグローバルする中で、地方政府の財政とくに税制がどのような課題を抱えており、どのように対処すべきかを検討する。
授業のキーワード / Keywords
地方財政,地方税,連邦財政主義
local government finance,local tax,fiscal federalism
授業計画 / Schedule
今回は、日本の消費税を法的観点から検討する。日本の地方税制を考えるうえで、消費税はひとつのカギを成してきた。たとえば、地方法人２税の扱いは、消費税との税源交換論を底流として議論されてきた。このような大きな流れを理解できるように導入部をおいたのち、消費税法の具体的なしくみをややくわしく学び、学期終了時までには地方消費税の設計や国境調整のあり方などに及ぶ予定。
授業の方法 / Teaching Methods
資料の会読と討論。
成績評価方法 / Grading
平常点およびレポートによる。
教科書 / Required Textbook
消費税に関する論文や資料を用意する。
参考書 / Reference Books
持田信樹『地方財政論』（東京大学出版会、２０１３年）。
履修上の注意 / Notes on Taking the Course
学部演習との合併であり、公共政策大学院からの参加者には、議論をリードする役割が期待される。事前準備の負担はかなり重く、毎回大幅の時間超過がありうる。履修を希望する方は、このことに注意されたい。
関連ホームページ / Related Websites
http://www.masui.j.u-tokyo.ac.jp