広域FTAの研究
Studies in mega-FTAs

担当教員 / Instructors

中川 淳司

配当学期 / 使用言語 / 単位数 / Term / Language / Credits

A1A2 / 日本語 / English / 2

授業の目標・概要 / Objectives

TPP(環太平洋パートナーシップ)、TTIP(環大西洋貿易投資パートナーシップ)、日EUEPA、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)など、主要貿易国を含む複数の国が参加する広域FTAの交渉が進められている。2015年夏に交渉が妥結する見込みのTPPのテキストを中心に、他の広域FTA交渉に関しても最新の資料に当たって、広域FTAの合意内容とその国際通商システムへのインパクトを分析する。

授業のキーワード / Keywords

自由貿易協定(FTA),広域自由貿易協定(広域FTA),環太平洋パートナーシップ(TPP),環大西洋貿易投資パートナーシップ(TTIP),東アジア地域包括的経済連携(RCEP),国際通商システム,世界貿易機関(WTO),世界通商ガバナンス

free trade agreement(FTA), mega-FTAs,Trans-Pacific Partnership (TPP), Transatlantic Trade and Investment Partnership (TTIP),East Asian Regional Comprehensive Economic Partnership (RCEP),international trading system, global trade governance, World Trade Organization (WTO)

授業計画 / Schedule

前半は広域FTAに関する主要な内外の先行研究を輪読する。後半は、TPP交渉が2015年夏に妥結していることを前提として、TPPのテキストを詳細に分析し、さらに、交渉中のTTIP、日EUEPA、RCEPの内容についても、可能な限り一次資料に当たりながら分析する。事情が許せば、TPPその他の広域FTA交渉を担当した政府関係者を招いて質疑の機会を持つ。

授業の方法 / Teaching Methods

毎回、講読する文献・資料を指定し、報告者を割り当てる。報告者は文献・資料の概要と主な疑問点・論点をレジュメにまとめ、授業前日までにメーリングリストを通じて全参加者に送付する。授業では冒頭に報告者が文献・資料の概要を30分程度で紹介する。残りの時間は、報告者の挙げた疑問点・論点その他について参加者全員が討論し、理解を深める。

成績評価方法 / Grading

①割り当てられた報告のレジュメ、②レジュメに基づく口頭報告(レジュメの単なる読み上げでないか、30分できちんとまとめられるかなど)、③毎回の討論への積極的な参加度、④出席点を総合して評価する。別途レポートを課すことはない。就職活動などやむを得ない事情で授業を欠席する場合は、必ず前日までに担当教員にメールで連絡すること。その場合は欠席しても成績評価に不利にはならない。

教科書 / Required Textbook

教科書・参考文献・講読資料などは授業の冒頭にまとめて伝える。

履修上の注意 / Notes on Taking the Course

繰り返しになるが、就職活動などやむを得ない事情で授業を欠席する場合は、必ず授業前日までに担当教員にメールで連絡すること。その場合は欠席しても成績評価に不利にはならない。

関連項目 / Related Resources