GraSPP
東京大学公共政策大学院アジアビジネス法と企業法務
Asian Business Law & Corporate Practice
担当教員 / Instructors
平野 温郎
配当学期 / 使用言語 / 単位数 / Term / Language / Credits
A1A2 / 日本語 / 2
授業の目標・概要 / Objectives
企業がグローバルに事業展開する上で必須の機能である「国際企業法務」を、アジア（中国・香港及びいくつかのASEAN主要国を取り上げる予定）をテーマとして概観する。事業の法的イシュー・リスクを発見し、最適解を導き出すことにより、その持続的な成功を法的に担保するという、所謂「リーガルリスク・マネジメント」（これはビジネスパーソンのコアスキルである）の素養を身に着けることが目的である。将来、企業の法務部門や事業部門で、アジア関係業務を中心に専門性を活かして活躍したい参加者を想定しているが、アジアに関心を持つ参加者も可能な限り歓迎する。
授業のキーワード / Keywords
企業法務,アジア,ビジネス法
Corporate Legal Practice, Asia, Business Law
授業計画 / Schedule
授業では、アジアにおける貿易取引・海外進出・M&A・ジョイントベンチャー等の事例も用いながら、①企業法務部門が担う主要な機能・役割、②法令の調べ方、③各国のリーガルシステムやビジネス関連法制度の概要、④国際契約実務、⑤コンプライアンス問題や紛争対応等、国際企業法務部門の仕事に携わる者がDay 1に必要とする基本的知見やプラクティスマネジメントを学ぶ。適宜実務界からゲストスピーカーを招くこともある。詳細については別途掲載又は説明する。
授業の方法 / Teaching Methods
１．講義形式を基本とする。適宜質疑応答の形式を取ることがある。
２．原則として毎回、授業冒頭に簡単なチェッククイズを実施する予定。これは、その回の授業において理解して欲しいポイントを網羅したものであり、授業の終わりに答えを確認する。
成績評価方法 / Grading
期末筆記試験を行う（持込不可）。
平常点を考慮する。
レポート等は課さない。
教科書 / Required Textbook
特定の教科書は使用しない。原則として担当教員作成のスライド(PPT)を用いる予定である。
参考書 / Reference Books
補足資料や参考書は適宜配布又は指定する。
履修上の注意 / Notes on Taking the Course
他学部・他研究科学生で履修を希望する者は、UT-Mateでの履修登録によるのではなく、必ず所定の期間内に参加申込書を法学部教務係へ提出すること。
（http://www.j.u-tokyo.ac.jp/kyomu/contents/ 参照）。
履修の許可については法学部の掲示板に掲示する。
関連ホームページ / Related Websites
http://www.lexisnexis.com/ap/ui/go.aspx/jp/lexis/default/api?ipf=t&client=ia
その他留意事項 / Miscellaneous Information
TBA, if any.