事例研究（医療政策・問題分析）
Case Study (Health Policy: Problem Analysis)

担当教員 / Instructors

飯塚　敏晃／井伊　雅子／埴岡　健一

配当学期 / 使用言語 / 単位数 / Term / Language / Credits

S1S2 / 日本語 / 2

授業の目標・概要 / Objectives

　日本の地域医療に関する政策や政策立案が直面する課題について、実際の計画や行政文書を読んだ上で、課題解決に向けた分析レポートをまとめる。S1、S2学期は、課題と解決策の抽出を行う。

授業のキーワード / Keywords

　医療政策,政策分析,地域医療計画

授業計画 / Schedule

授業の方法 / Teaching Methods

　2025年の超高齢化社会の到来を前に、地域の医療提供体制をそれに適応したかたちに組み替えることが急務となっている。2015年度には、厚生労働省の新ガイドラインに基づき、各都道府県が地域医療構想（計画）を作成することとなっている。
　そこで、従来の地域医療計画等を分析し、計画策定上の課題がどこにあるか、次期の計画の策定の際にどのように課題を解決することができるか、を検討する。
　具体的には、実際に都道府県が策定した既存の地域医療計画や厚生労働省の関連通知等を閲読し、地域の医療の現況データ等も読み込んだ上で、次期医療計画策定の際の留意点をとりまとめる。

成績評価方法 / Grading

　平常点、レポート、プレゼンテーション等による

参考書 / Reference Books

・地域医療計画関係通知
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/

・各都道府県の地域医療計画　各都道府県県庁のホームページに掲載

・厚生労働省「地域医療構想策定ガイドライン」（2015年1月に発表予定）

・地域医療政策実践コミュニティー編「地域医療ビジョン／地域医療計画ガイドライン」
http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/HPU/seminar/2014-10-12/Guideline_F.html

履修上の注意 / Notes on Taking the Course

　3名程度のグループによる共同作業を基本とし、個人研究は原則として認めない。参加者は原則として公共政策大学院の2年生に限定するが、受講者に余裕がある場合は、他学部からの受講も認める。原則としてＡ1、Ａ2の「事例研究（医療政策・解決策分析）」を続けて履修することを前提とする。

事例研究（医療政策・問題分析）Case Study (Health Policy: Problem Analysis)