若宮 啓文 Yoshibumi Wakamiya

2009年度担当科目

政治とマスメディア
事例研究(政治とマスメディアT)
事例研究(政治とマスメディアU)

略歴

1948年1月、東京生まれの団塊の世代。70年、東大法学部卒。朝日新聞に入り、横浜、長野支局を経て75年に政治部へ。以後、政治・外交の激動を長く観察し、論説委員、政治部長などを歴任。92年9月から5年7カ月にわたり論説主幹として社説の責任者を務めた。08年4月から朝日新聞コラムニストとしてコラム「風考計」などを執筆。東大大学院の客員教授。
81年9月から1年間、ソウルの延世大学に留学して韓国語を学び、93年にできた「日韓フォーラム」に参加。最近は「北京・東京フォーラム」をはじめ、日中対話にも積極的に参加している。また、01年5月から8ヶ月間、米国のブルッキングス研究所に客員研究員として滞在し、この間に「9・11」を体験した。

研究分野

政治ジャーナリズム論
戦後日本政治
アジアとの和解とナショナリズム

研究課題・研究経過

金融商品取引法制の研究
外国資本市場法制の研究

主要研究業績

著書には長野支局時代の連載をまとめた「ルポ現代の被差別部落」(74年、朝日新聞社、89年、朝日文庫)のほか、「忘れられない国会論戦」(94年、中公新書)、「戦後保守のアジア観」(95年、朝日選書)、「韓国と日本国」(権五g氏との対談=04年、朝日新聞社)、「和解とナショナリズム――新編・戦後保守のアジア観」(06年、朝日選書)、「右手に君が代 左手に憲法」(07年、朝日新聞社)など。論説主幹時代の取り組みは「闘う社説――朝日新聞論説委員室2000日の記録」(08年、講談社)に。靖国神社の参拝問題では、読売新聞の渡辺恒雄主筆との雑誌対談が単行本の「靖国と小泉首相」(06年、朝日新聞社)となった。
以上のうち「戦後保守のアジア観」は英語と韓国語に、「韓国と日本国」は韓国語に、「和解とナショナリズム」は韓国語と中国語に、それぞれ翻訳出版された。このほか雑誌論文など多数。

関連項目