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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

学生レポート

学生レポート

「韓流」に代表される文化分野の 政策について探究

江藤 美樹

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この秋に卒業を控える私にとって、韓国・ソウル大学校で開催されたCAMPUS Asia サマースクールでの2週間は本当に貴重な経験になりました。ソウル大学校、北京大学、東京大学の教授による授業や、ソウル市内観光、軍事境界線視察、休日を利用したソウル近郊都市への小旅行やソウル大学生との交流など、2週間は決して長い期間ではありませんでしたが、交換留学生やソウル大学学生としての生活を体験し、満喫することができました。

私たちが授業を受けたソウル大学校Graduate School of International Studies(GSIS)は国際的な大学院です。3カ国語以上を話す学生が多く、世界各国から来た留学生も多く在籍しています。70人以上の学生が今回のサマースクールを受講していましたが、レクチャー形式の授業ではありながらも、多種多様な意見や質問が出され、授業も活発に行われました。授業を担当する教授が毎日異なるため、東アジアの政治、経済、社会状勢に関わる内容を短期間にして幅広く学ぶことができました。私自身、東アジア情勢にフォーカスして学ぶことが初めてだったので、どの授業も新鮮でした。その中でも特に、「韓流」に代表される文化分野での政策、朝鮮半島状勢、中国の対日世論に関する授業は、東アジア地域が抱える現在進行形の問題や事例も扱っていたため興味深かったです。また、サマースクール最終日に訪問した軍事境界線や韓国軍・米軍からのブリーフィングは大変衝撃的でした。東アジアが抱える大きな問題の「現場」を実際に見て、現場に携わる人々から話を直接聞くことにより、サマースクールで学んだ内容の理解をさらに深めることができました。

サマースクールを通じ、東アジア地域に関する知識を得たことだけでなく、実際に2週間ソウルに滞在し、地元の人々の暮らしに少しでも交わることができたことは本当に貴重な経験です。インターネットやメディアを通じ多くの情報を知りえる便利な社会ですが、実際に自分の目で見ること、人々と交流を持つことの重要性を再認識させてくれたことがサマースクールで得た大きな収穫です。東アジア情勢を学んできた学生、今まで特に関心を持たなかった学生の方にも、地域情勢の理解を深めるだけでなく、さまざまな興味・関心や将来の可能性を広げてくれるような新鮮・国際的体験に溢れるCAMPUS Asia プログラムの参加をお勧めしたいです。